将来のキャリアを考えることは、中高生にとって大きな関心事です。
とくにこの時期には、夢を持ちながらも現実に直面したり、周囲の大人の中で憧れの人を見つけたりと将来を考えるうえでも変化が多い時期。
そこで今回は、中高生のなりたい職業とその理由、そして働くことへの期待について探ります。
1. 中高生のなりたい職業は?
LINEヤフー株式会社が運営するLINEリサーチが実施した、全国の中高生対象の「将来いちばんなりたい職業や、将来働くことをどのくらい楽しみにしているかに関する調査」を見ていきましょう。
1.1 調査概要
- 調査方法:LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
- 調査対象:日本全国の中学生、高校生の男女
- 実施時期:2025年11月20日~2025年11月21日
- 有効回収数:1034サンプル
※市場の構成に合わせて割付回収
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります
1.2 中学生は「夢」、高校生は「安定」がキーワード?
1.3 中高生のなりたい職業TOP10
男子中学生 (n=246)
- 1位 スポーツ選手: 10.2%
- 2位 教師・教員・大学教授: 4.9%
- 2位 YouTuber、Vtuberなどの動画投稿者: 4.9%
- 2位 システムエンジニア・プログラマー: 4.9%
- 2位 ゲーム業界の仕事: 4.9%
- 2位 運転手・ドライバー: 4.9%
- 7位 国家公務員・地方公務員: 4.1%
- 8位 警察官・消防官・自衛官: 2.4%
- 8位 設計者・開発者・工業デザイナー: 2.4%
- 8位 スポーツトレーナー/インストラクター・コーチ: 2.4%
- ー 決まっていない・わからない: 24.8%
女子中学生 (n=241)
- 1位 イラストレーター: 5.0%
- 2位 教師・教員・大学教授: 4.6%
- 3位 看護師: 3.7%
- 4位 YouTuber、Vtuberなどの動画投稿者: 3.3%
- 5位 事務職・営業職: 2.9%
- 5位 薬剤師: 2.9%
- 7位 弁護士・裁判官・検察官: 2.5%
- 7位 医師: 2.5%
- 7位 歌手・ミュージシャン: 2.5%
- 7位 美容師・理容師: 2.5%
- ー 決まっていない・わからない: 24.1%
男子高校生 (n=276)
- 1位 国家公務員・地方公務員: 8.3%
- 2位 システムエンジニア・プログラマー: 5.4%
- 2位 機械エンジニア・整備士: 5.4%
- 4位 教師・教員・大学教授: 4.7%
- 4位 YouTuber、Vtuberなどの動画投稿者: 4.7%
- 6位 ゲーム業界の仕事: 2.9%
- 7位 事務職・営業職: 2.5%
- 7位 歌手・ミュージシャン: 2.5%
- 7位 建築家・建築士: 2.5%
- 10位 弁護士・裁判官・検察官: 2.2%
- 10位 学者・研究者: 2.2%
- 10位 設計者・開発者・工業デザイナー: 2.2%
- ー 決まっていない・わからない: 22.1%
女子高校生 (n=271)
- 1位 国家公務員・地方公務員: 7.7%
- 2位 看護師: 5.2%
- 3位 教師・教員・大学教授: 3.7%
- 3位 事務職・営業職: 3.7%
- 5位 薬剤師: 3.3%
- 5位 ネイルやメイク関連の仕事: 3.3%
- 5位 栄養士・管理栄養士: 3.3%
- 8位 保育士・幼稚園教諭: 3.0%
- 9位 心理カウンセラー・臨床心理士: 2.6%
- 10位 イラストレーター: 2.2%
- ー 決まっていない・わからない: 20.3%
中学生と高校生それぞれの「なりたい職業」を比較すると、学年が進むにつれて変化しています。
男子中学生では「スポーツ選手」が10.2%で1位となり、女子中学生では「イラストレーター」が5.0%で首位を獲得しました。
一方で高校生になると、男女ともに「国家公務員・地方公務員」が1位にランクインしています。高校生男子では、2位に「システムエンジニア・プログラマー」や「機械エンジニア・整備士」が5.4%と同率で並び、高校生女子では「看護師」が5.2%で2位になっています。
中学生は「憧れの職業」が多くランクインしていますが、高校生になると公務員などの「社会の基盤を支える仕事」や、エンジニアや看護師などの「専門資格を活かせる仕事」へとシフトしているようです。
