2. 子ども・子育て支援金は「誰が」支払う?

子ども・子育て支援金を支払うのは、子育て世帯だけでなく、高齢者や独身世帯も含めた全世代です。子育てを社会全体で支えることで、医療や年金制度を支えることにもつながり、すべての世代にメリットが生まれるためです。社会全体で薄く広く負担することで、若年人口の増加を目指します。

具体的には、公的医療保険の加入者全員で負担することになります。医療保険に上乗せして支援金を徴収するためです。会社の健康保険や国民健康保険、後期高齢者医療保険の被保険者は、すべて支援金の徴収対象です。4月以降は、給料や年金から天引きされる保険料に加えて、子ども・子育て支援金の金額分が追加で天引きされます。

次章では、子ども・子育て支援金の金額を確認します。

3. 子ども・子育て支援金は「いくら」支払う?

子ども・子育て支援金の負担額は、収入・所得に応じて変わります。現時点でどの所得層の人がどれくらいの金額を負担するのかは、今後の賃金水準にもよることから、具体的な金額は示されていません。参考として、各医療保険ごとの平均負担額を見てみましょう。

子ども・子育て支援金の負担額2/3

子ども・子育て支援金の負担額

出所:こども家庭庁「子ども・子育て支援金制度の概要について」

3.1 加入者1人当たりの支援金額

全制度の平均額

  • 2026年:250円
  • 2027年:350円
  • 2028年:450円

協会けんぽ

  • 2026年:250円
  • 2027年:300円
  • 2028年:450円

健保組合

  • 2026年:300円
  • 2027年:400円
  • 2028年:500円

共済組合

  • 2026年:350円
  • 2027年:450円
  • 2028年:600円

国民健康保険

  • 2026年:250円
  • 2027年:300円
  • 2028年:400円

後期高齢者医療保険

  • 2026年:200円
  • 2027年:250円
  • 2028年:350円

平均負担額は、月額200円〜300円程度です。税金や社会保険料と比べて金額自体は大きくありませんが、税金や社会保険料とあわせて徴収されることを考えると、家計に多少の影響が出る可能性は否めません。

3.2 子ども・子育て支援金の負担額【年収別】

次は、将来的な支援金の想定金額を、いくつかの年収区分に分けて見ていきましょう。国では、2028年度の所得別負担額を試算しています。

被用者保険

  • 年収200万円:192円
  • 年収400万円:384円
  • 年収600万円:575円
  • 年収800万円:767円
  • 年収1000万円:959円

国民健康保険

  • 年収80万円:50円
  • 年収100万円:50円
  • 年収150万円:250円
  • 年収200万円:400円
  • 年収250万円:550円
  • 年収300万円:650円

後期高齢者医療保険

  • 年収80万円:50円
  • 年収100万円:50円
  • 年収125万円:50円
  • 年収150万円:50円
  • 年収160万円:100円
  • 年収175万円:100円
  • 年収200万円:200円
  • 年収250万円:550円
  • 年収300万円:750円

※いずれも2028年の想定負担額

負担額は年収によりますが、100円に満たない場合もあれば1000円近くになるケースもあります。

今のうちに家計をあらためて見直しておくとよいでしょう。

次章では、子ども・子育て支援金の注意点を解説します。