2.4 税金・社会保険料が天引きされた後の手取り額はどのくらい?
ここまで紹介した年金額はすべて額面であり、実際には税金や社会保険料が天引きされて振り込まれます。
年金から天引きされる金額は、お住いの地域や家族構成、収入水準などによって変わりますが、概ね10%〜15%ほど差し引かれる点を押さえておきましょう。
そのため、今回試算した「平均年収600万円・加入期間40年」の場合の年金額は214万7140円(月額17万8928円)でしたが、実際の手取り額は月額15~16万円ほどになると考えられます。
3. 自分の年金見込み額を早めに確認しておこう
平均年収600万円で40年間厚生年金に加入した場合、国民年金と厚生年金を合わせた年金額は、月額でおよそ18万円という試算になりました。
あくまで簡易計算によるモデルケースですが、男性の平均的な年金水準と比べると、やや高めの水準といえます。
老後の生活設計を考えるうえでは、早めに自分自身の年金見込み額を把握し、必要に応じて貯蓄や資産形成を組み合わせていく視点を持つことが大切です。
正確な金額は「ねんきんネット」などで確認し、将来に向けた準備を進めていきましょう。
参考資料
- 厚生労働省「いっしょに検証!公的年金 公的年金の仕組み」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「は行 報酬比例部分」
- 日本年金機構「老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額」
- 国税庁長官官房企画課「令和6年分 民間給与実態統計調査」
加藤 聖人