お金持ちの人に対して、どのようなイメージを持っていますか? 派手な服装を好んだり豪遊したり…といった姿を想像する方が多いかもしれません。実際のところ、そのイメージは合っているのでしょうか。今回は、仕事の関係で多くのお金持ちと関わっている金融機関勤務の人が見たお金持ちの実態を紹介します。
本当のお金持ちは目立たない?
本当のお金持ちは、自ら「お金持ちアピール」をしようとは思っていません。むしろ、地味な外見なので目立ちにくい存在でしょう。とはいえ、きちんとした身だしなみをしているので「お金持ちそうな人だな」というのは分かるものです。
また、お金持ちだからといって偉そうに振舞うのではなく、腰が低く謙虚な姿勢という特徴もあります。相手がどんな立場の人でも、丁寧に接することでビジネスでの成功を手に入れたともいえるでしょう。
大企業の社長が、マスコミに対して真剣な表情でビジネスを語り、ときには記者に厳しく発言する…というシーンを見た記憶がある方もいるでしょう。それも、あくまで報道陣の前に限ったこと。同じ会社の人には、もっとフランクな態度を取っていることも珍しくありません。その状況に合った振舞いをする、というのもお金持ちの武器なのかもしれませんね。
考え方の特徴は?
次に、お金持ちの考え方をみてみましょう。彼らの考え方には、いくつかの特徴があります。そのなかには、富を得るヒントも隠されているかもしれません。
自分のこだわりを大切にする
お金をたくさん持っているからといって、あれこれと軽い気持ちで購入するのではありません。一時的な流行に流されることはなく、自分が納得したものに対してお金を使います。ビジネスにおいても、このような「自分のこだわり」に従う気持ちが大切なのだといえるでしょう。
見栄を張らない
「自分がお金持ちだと周囲に示すような行為は、反対に自分を安く見せてしまう」と考えています。そのため、ブランドものや外車でお金持ちっぽさを演出しようとしません。一見地味な見た目の人が、実はお金持ちだった…という可能性もあるのです。
低レベルのケンカはしない
お金持ちは「誰かと争っていると自分の品格に傷がついてしまう」と心得ています。だからこそ、低レベルの争いは避けて冷静な対応をしているのでしょう。「金持ちケンカせず」という言葉は的を射ているのですね。