6. まとめにかえて

冒頭で紹介したJ-FLECの調査結果からも明らかなように、現在のシニア世帯は、2人以上世帯・単身世帯を問わず「物価高」による家計への圧迫に直面しています。

特に60歳代単身世帯の約半数が日々の生活費すらまかなうのが難しいと感じている状況下において、公的年金に上乗せして支給される年金生活者支援給付金は、生活を守るための大切な資金となるでしょう。

2025年度からは給付額が引き上げられており、基準額通りに受給できる場合は年間で約6万5000円を受け取ることが可能です。

最新の統計(令和6年簡易生命表)によれば、男性の平均寿命は約81歳、女性は約87歳となっており、老後生活は私たちが想像する以上に長く続きます。

長引く物価高と長寿の時代を乗り切るためには、この給付金のように「自ら申請しないともらえない」公的な支援制度を正しく理解し、ご自身が対象ではないか活用漏れを定期的に確認することが、安心して過ごすための第一歩となります。

条件を満たす可能性がある方には、日本年金機構から「緑の封筒」などでお知らせが届きます。日々の生活費に不安を感じている方こそ、こうした通知を決して見落とさず、確実に請求手続きを行うようにしましょう。

参考資料

マネー編集部社会保障班