子どもが大きくなるにつれ、交友関係も広がりを見せます。そして、親にしてみれば「あの子はちょっと…」と思ってしまうような子と遊んだりすることも。我が子がそんな子に振り回されている姿をみるのは正直気分のいいものではありませんよね。そんなとき、親としてどのような対応をすることがベストなのか、考えてみました。

立ち入りできない歯がゆさ

親からみて不思議なことのひとつに、意地悪されて泣かされているのに、なぜかその子とばかり遊ぶ我が子。親にしてみると、「ちょっとあの子とは遊んで欲しくないな…」と思うけれど、子どもは慕っているみたいだから見守るしかないか…とヤキモキ。そんな経験、ありませんか?

「ある女の子にモヤモヤしています。とにかくウソつき。『○○先生、病気でもうすぐ死んじゃうんだって』とか『明日の算数のテストで100点取れなかった子は、もう一回1年生からやり直しなんだって』とか。彼女のつくウソに心乱され、慌てる我が子。大人が聞くとすぐ嘘だとわかるんですが、子どもはまだそうはいきませんよね。かといって、その子はウソツキだよ、っていうわけにもいかないし…。ウソつく以外は明るくて元気ないい子だから、今は見守っていますが」(小学2年生の女の子のママ)

「気分屋のクラスメートに振り回されている我が子。機嫌がいいときは仲良くやっているんですが、機嫌が悪いときは無視。『今日は機嫌がいいのか悪いのか、どっちだろうって思いながら学校行くの疲れるんだよね』という娘に思わず『放っておいたら?他にも友達いるじゃない』と言うと、『う~ん、でも、あの子は私しか友達いないから』と大人な返答。でも、親にしてみれば、ちょっと納得いかないですよね」(小学4年生の女の子のママ)

「お友達が我が家に遊びに来た日、アメリカに住む私の姉からもらった娘の宝物のボールペンが紛失。ペンたてに立てていたのに無くなった、と家中探しても見つかりませんでした。翌日、うちに遊びに来ていた女の子が、無くなったはずの娘のボールペンをで皆に披露し、自慢していたのだとか。『私のじゃん、返して』と娘が言っても『これは私のだ』と譲らない彼女。ひと悶着あり、担任の先生が、『どちらのお家のものか、お母さんに聞いてみます』と言うと、ようやく彼女は白状したのだとか。その子のお母さんからも謝罪を受けたのですが、ママ友から『あの子は手癖が悪いらしいわよ』と聞いちゃって。それ以来、その子をうちに招くのを躊躇してしまっています。当人同士は仲良しなんですが…」(小学3年生の女の子のママ)

「息子の仲のいい男の子の家庭は共働き。そのせいか、遊びに来てもなかなか帰らない。さすがに17時には『ごめんね、うちは17時から勉強の時間なの』と帰ってもらっていますが、その後も公園でウロウロしているそう。日曜日は朝の7時に『遊ぼう』とやってくることも。ちょっと距離を置いて欲しいな…と心の中で思ってしまうことも」(小学5年生の男の子のママ)

「排除」は解決にはならない