2. 【意外と多い】老後の家計を圧迫する「見えにくい支出」
前章で触れたとおり、65歳以上の無職夫婦世帯における月々の支出は平均28万6877円で、このうち消費支出は25万6521円となっています。
支出項目を詳しく見ると、食料費や光熱・水道費といった生活に欠かせない費用に加え、「教養娯楽費」や「その他の消費支出」といった把握しづらい項目が目立ちます。
教養娯楽費は月2万5377円と、趣味や余暇活動に関する支出が一定の割合を占めています。
さらに、その他の消費支出は5万2433円に達しており、その内訳には交際費2万3888円、諸雑費2万2125円が含まれています。
これらの支出は個々では大きく感じにくいものの、積み重なることで家計への負担となりやすく、管理が難しい点が特徴です。
老後の家計を安定させるためには、こうした見えにくい支出にも意識を向け、全体の支出構造を把握しておくことが欠かせないでしょう。
次章では、世帯主が65歳以上の二人以上世帯における貯蓄額について見ていきます。