2. 保険料滞納を続けるとどんなリスクがある?
保険料を滞納し続けると、日常生活に悪影響を及ぼします。主なリスクとしては、以下のようなものがあります。
- 督促が始まり延滞金が発生する
- 特別療養費の対象になる
- 財産が差し押さえられる
2.1 督促が始まり延滞金が発生する
保険料の納付期限を過ぎると、自治体から督促状が届きます。督促状が届いた時点で本来保険料を納めるべき期限を過ぎているため、速やかに納付しましょう。督促状を無視していると、電話や文書、訪問による催告が実施されます。
また、納付期限の翌日から延滞金が発生します。延滞金額は保険料額や延滞日数などによって決まり、自治体によって異なります。居住する自治体で確認してみましょう。
2.2 特別療養費の対象になる
それでも保険料を滞納し続けていると、特別療養費の対象となります。
特別療養費とは、医療機関窓口での医療費の支払いが一旦10割負担となるものです。後で払い戻しを受けられますが、保険料の納付状況によっては払い戻し費用が滞納分の保険料に充てられる場合もあります。医療機関を受診しにくくなるため、早急に滞納を解消しなければなりません。
なお、これまで交付されていた「資格証明書」については、マイナ保険証の利用登録がない人にのみ交付されるようになりました。医療機関を受診する際は、マイナ保険証または資格証明書を必ず持参しましょう。
2.3 財産が差し押さえられる
特別療養費の対象になってもなお保険料を納めておらず、悪質だと判断された場合は、財産の差し押さえが実行されます。預貯金口座の凍結や年金の差し押さえなどにより、自由に自らの財産を使えなくなってしまいます。
差し押さえは、滞納分の保険料と延滞金が全額納められるまでは解除されません。財産が差し押さえられる前に、保険料の納付を済ませてください。
次章では、2026年4月からのさらなる負担増について解説します。