4. 【働き方を変える】課税世帯でも活用できる「給付金・補助金・手当・税制優遇」2つ
では最後に、住民税を納めている世帯が活用できる「仕事・ライフスタイル」に関する支援制度を確認していきましょう。
4.1 教育訓練給付金
教育訓練給付金は、資格取得や能力向上など、学び直しに取り組む人を後押しするための支援制度です。
厚生労働省が指定する講座を受講した場合、受講費用の一部が支給される仕組みとなっており、転職やキャリアアップを目指す人が、自己負担を抑えながらスキルを習得できます。
なお、支給内容は受講する講座の種類によって異なり、制度は以下の3つに区分されています。
- 専門実践教育訓練(保育士、看護師、美容師、社会福祉士など):受講費用の最大80%(年間上限64万円)
- 特定一般教育訓練(大型自動車免許、介護支援専門員研修など):受講費用の50%(上限25万円)
- 一般教育訓練(TOEIC、宅建、簿記など):受講費用の20%(上限10万円)
この制度の対象となるのは、原則として雇用保険に加入している人、または離職後1年以内で通算3年以上の加入歴がある人です。
資格取得を通じて将来の可能性を広げたいと考えている方は、ぜひこの制度の利用を検討してみてください。
4.2 移住支援金
移住支援金は、移住先の地域で就職や起業などを行う人を対象に、都道府県と市町村が連携して支給する支援制度です。
たとえば岐阜市では、東京23区に居住していた人、または23区へ通勤していた人が岐阜市へ移り住んだ場合、所定の要件を満たすことで移住支援金を受給することができます。
支給を受けるには、転入時期や就業先の条件など、複数の要件を満たす必要があります。
要件の内容は自治体ごとに異なるため、移住を検討している地域がある場合は、事前に確認しておくことが大切です。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員/金融ライター
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて主にリテール営業に従事した。とくに銀行では国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険、住宅ローンなどの販売に携わり、全国表彰歴あり。金融機関勤務後は経験を活かし、株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。
現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修をおこなっている。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。(2025年8月25日更新)
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)