2. 【出産・子育て世帯向け】課税世帯でも活用できる「給付金・補助金・手当・税制優遇」3つ
次に、子育て世帯が押さえておきたい支援制度について見ていきましょう。
2.1 出産手当金
出産手当金は、勤務先の健康保険(社会保険)に加入している「被保険者」が出産を理由に仕事を休み、収入が途絶える期間を支えるための制度です。
出産に伴って休業し、その間に給与の支払いがない場合、加入している健康保険から手当金を受給できます。
支給対象となるのは、出産予定日の42日前(双子などの多胎妊娠の場合は98日前)から、出産日の翌日以降56日までの期間のうち、実際に休業し賃金が支払われなかった日数です。
なお、手当金は産前分と産後分を分けて申請することもでき、支給額は出産前の標準報酬日額の約3分の2が目安となります。※賞与などは計算には含まれません。
2.2 児童手当
児童手当は、高校を卒業する年の3月31日までの子どもを養育している世帯に支給される支援制度です。
児童手当を受給するには、出産日の翌日から15日以内に、住民登録のある市区町村で申請手続きを行う必要があります。
期限を過ぎると支給開始が遅れる可能性があるため、忘れずに申請をしましょう。
2.3 高等学校等就学支援金・臨時支援金
「高等学校等就学支援金」と「高等学校等臨時支援金制度」は、家庭の経済状況に左右されず教育を受けられるよう、授業料負担を軽減することを目的とした支援制度です。
高等学校等就学支援金は、国公立・私立を問わず、高校などに在学する生徒の授業料に充てられる制度で、年収が約910万円未満の世帯を対象に、年間11万8800円から最大39万6000円が支給されます。
一方、高等学校等臨時支援金は、これまで支援対象外とされていた年収約910万円以上の世帯にも、年間11万8800円が支給される制度で、2025年度から新たに実施されています。
どちらの制度も利用するには申請が必要となるため、学校から配布される案内を見逃さず、内容を確認しておきましょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員/金融ライター
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて主にリテール営業に従事した。とくに銀行では国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険、住宅ローンなどの販売に携わり、全国表彰歴あり。金融機関勤務後は経験を活かし、株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。
現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修をおこなっている。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。(2025年8月25日更新)
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)