2. 介護保険料には地域によって「格差」がある

介護保険料は自治体ごとに金額が異なり、居住する地域によって負担額に差があります。自治体ごとに介護サービスを利用する人数が異なるため、一律で金額が定められているわけではないのです。

保険料の高い自治体と低い自治体を見てみましょう。

介護保険料の高い自治体と低い自治体2/7

介護保険料の高い自治体と低い自治体

出所:厚生労働省「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」

2.1 保険料が高い自治体

  • 大阪府大阪市:9249円
  • 大阪府守口市:8970円
  • 大阪府門真市:8749円
  • 岩手県西和賀町:8100円
  • 青森県七戸町:7900円
  • 東京都檜原村:7900円
  • 大阪府松原市:7900円
  • 青森県東北町:7880円
  • 青森県東通村など:7800円
  • 青森県六ヶ所村など:7700円

2.2 保険料が低い自治体

  • 東京都小笠原村:3374円
  • 北海道音威子府村:3600円
  • 群馬県草津町:3600円
  • 宮城県大河原町:4000円
  • 北海道根室市:4300円
  • 北海道深川市:4300円
  • 北海道登別市:4300円
  • 埼玉県鳩山町:4300円
  • 千葉県栄町:4300円
  • 北海道広尾町:4400円

高い自治体は大阪府や青森県の自治体がほとんどを占めています。大阪府、青森県は、都道府県の平均保険料額においても47都道府県のなかで上位に位置しており、全体的に保険料が高い傾向にある地域です。介護サービスの利用人数のほか、地域の所得水準の低さも理由のひとつと考えられます。

一方、低い自治体の保険料は3000円台や4000円台前半となっています。こうした自治体は、健康寿命を延ばす施策に強みがあるなど、介護サービスを受ける人が少ない可能性が考えられます。

次章では、実際に負担する介護保険料を計算してみましょう。