Prime Now(プライムナウ)という“鬼サービス”

アマゾンで年間3,900円(税込み)を支払いAmazonプライムに加入すると、対象地域であれば注文後1時間以内に商品が届くという“鬼サービス”であるPrime Now(プライムナウ)。

皆さんの中にも、このサービスが発表された時に自分の住んでいる地域がPrime Nowのサービスを受けられるかどうか、郵便番号を入力して確認された方もいらっしゃるでしょう。

それにしても、アマゾンはなぜ注文後1時間で配達できるのか不思議に思った方も多いのではないでしょうか。私もその1人ですが、Prime Nowによる配達がどこを拠点に組み立てられているかが見えてきました。

都内西部の閑静な住宅街に立地する倉庫

冒頭の写真は、都内西部の閑静な住宅街に立地する倉庫のような建物。日頃この付近を通り過ぎることの多い私にとって、ここがPrime Nowの拠点となっていようとは驚きでした。

Prime Nowのサービスが発表されるや否や、私も私の友人もすぐさま郵便番号を入力してサービス対象地域であるかを確認しましたが、中央線沿線に住む友人は「Prime Nowのサービス区域外で残念だ」と言っていました。

今後、Prime Nowのサービスが拡充するためには、今回のような物流倉庫が様々な場所に展開するのを待たなければならなさそうです。

Prime Nowがあればコンビニはいらない?

では、このPrime Nowはこの後どのような展開となっていくのでしょうか。想像をめぐらせてみましょう。

Prime Nowの登場で、アマゾンで買い物をする方がコンビニに行くよりも楽だ!ということになるかもしれません。これまではコンビニは家のそばにあって、気軽に行け、いろいろなものがそろっているというのが良さでした。

1時間以内に配達というサービスをどのように活用できるかということにもよりますが、掃除をしている間や、赤ちゃんがいるお母さんが家を空けずに必要なものを手入れることができると、コンビニよりもはるかに便利だと感じる人もいることでしょう。

ちなみにこの物流拠点の向いはファミリーマートです。

1年で株価は2倍以上に

もともと書籍のECサイトだったアマゾンですが、今ではキンドルのような電子書籍リーダーやFireシリーズといったハードウェアも提供しています。

また、Amazonプライムに加入することで、映画や音楽といったコンテンツも追加費用なしで楽しむことができます。事業領域が拡大し、アマゾンユーザーにとってはますます便利になっています。

はて、アマゾンはこんなに便利になっているが、企業の成長のバロメーターである株価はどうかと気になりませんか。

1年前は300ドル水準であった株価は、今では670ドル近くになっています。

1年で2倍以上の株価パフォーマンスです。アマゾンで買い物をしている場合ではなく、株を買っておけばよかったというオチでした。

LIMO編集部