1. 【職場のハラスメント】ハラスメント加害をしやすい人とは?
職場のハラスメントについて、相談や当事者のヒアリングをしていると、加害者側の立場に立つ人にはいくつか定まったパターンがあるように思います。
ハラスメントに関する理解を深めるため、ここでは過去の事例や知見をもとに、加害行為に至る傾向をいくつかの類型として整理しています。
- ①自分を客観視する力が弱い人
- ②アンコンシャス・バイアスが強い人
- ③感情のコントロールが下手な人
- ④過去に自分が被害者となった経験がある人
- ⑤過去の経験にとらわれやすい人
- ⑥自己中心的な考え方をする人
- ⑦コミュニケーションに癖がある人
もちろん、こうした類型化には「特定の人物を決めつけてしまう」「レッテルを貼ってしまう」といったリスクも伴います。同じような特徴を持つ人がすべてハラスメント行為を行うわけではありませんし、状況や背景によって意味合いも大きく変わってきます。
そのため、ここで示す内容は、あくまで理解の一助として捉えていただき、個人を断定的に評価するものではないことをご理解ください。
2. 【職場のハラスメント】ハラスメント加害をしやすい人の類型①「自分を客観視する力が弱い人」
自分を客観視する力、いわゆる「メタ認知」の力が弱い人は、職場での自分の言動が適切であるかを検証する力が不足しています。
周囲の自分に対する評価も感じにくいため、状況を考えずに、良かれと思って自分の成功体験を他者に押し付けたりします。相手が明らかに嫌がっているのに、それがわからないで繰り返すなどの行為に及びがちです。
また、周囲から明確な評価を与えられ、それが自分の認識とかけ離れていると受け入れられません。評価者を攻撃したり、過剰に重く受け止めて傷つくということもあります。
典型的な行動例
- 自分の言動が正しいと思っていて、他者から誤りを指摘されると激怒する。
- 自分の定めたルールや基準を他人に押し付けがちである。
- 自己反省が不得意なので、同じパターンでのハラスメントを繰り返す。

