4. 【20歳代~60歳代】純貯蓄額で見る「持つ世代」と「持たざる世代」の実情
貯蓄と負債は、どちらか一方ではなく、必ずセットで捉えることが重要です。
先ほどのデータをもとに算出した、各世代の純貯蓄額(貯蓄額から負債額を差し引いた金額)は以下のとおりです。
- ~29歳:▲599万円(659万円 - 1258万円)
- 30~39歳:▲967万円(888万円 - 1855万円)
- 40~49歳:▲147万円(1316万円 - 1463万円)
- 50~59歳:1003万円(1745万円 - 742万円)
- 60~69歳:2112万円(2367万円 - 255万円)
- 70歳~:1905万円(1972万円 - 67万円)
- 平均:555万円(1579万円 - 1024万円)
この純貯蓄額を見ると、40歳代までは住宅ローンなどの影響によりマイナスが続く一方、50歳代以降は大きくプラスへ転じています。
とくに若い世代では、住宅ローンをはじめとした負債が貯蓄額を上回り、資産形成の成果を実感しにくい世帯が少なくありません。
こうした結果から、世代間で「資産を持つ層」と「まだ持てていない層」が明確に分かれている実態がうかがえます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/校閲・編集者/二種外務員資格(証券外務員二種)
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)、相続診断士資格保有。早稲田大学卒。校閲・校正・編集者として15年以上の経験を持つ。2020年よりLIMO編集部に所属。現在は、厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、介護や終活など「シニアを取り巻くくらしとお金」にまつわる記事を担当。総務省「家計調査」や、厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。趣味は美術館巡り、俳句、植物栽培。(2024年5月27日更新)
監修者
マネー編集部貯蓄班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
主なメンバーは野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、日本生命保険相互会社出身の村岸理美など。
編集者の多くは、金融機関にて個人リテール業務を経験。若年層からシニア層、富裕層に至るまで、幅広い顧客に対し、投資信託・保険を中心とした総合的なライフプランニングを実行してきた。なかには、リテール営業で社内トップの実績を持ち、行内で表彰された実力者も。人材育成や社内教育にも携わるなど、金融知識と実務経験の両面で信頼される編集者が在籍しています。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)