2. 【働く世帯の貯蓄事情】二人以上世帯の「貯蓄と負債」は平均いくら?
総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2024年(令和6年)平均結果―(二人以上世帯)」をもとに、勤労者世帯における貯蓄と負債の状況を見ていきます。
貯蓄
- 貯蓄現在高:1579万円
- 貯蓄保有世帯の中央値:947万円
- 貯蓄現在高が「0」の世帯を含めた中央値(参考値):885万円
負債
- 負債現在高:1024万円
- 負債保有世帯の平均値:1858万円
- 負債保有世帯の中央値:1698万円
「二人以上世帯全体」と比較すると、勤労者世帯の貯蓄現在高はおよそ400万円少ない水準となっています。
また、貯蓄を保有している世帯に限った中央値も1000万円を下回る結果でした。
その要因の一つとして挙げられるのが、世帯主の年齢構成の違いです。
勤労者世帯の平均世帯主年齢は50.3歳であるのに対し、二人以上世帯全体では59.9歳と、約10歳の開きがあります。
この年齢差が、貯蓄額の差として表れている側面は否定できないでしょう。
加えて、住宅ローンの返済や子どもの教育費などで支出が重なり、老後資金まで十分に備えられていない世帯も少なくないと考えられます。
次章では、20歳代から60歳代までの各世代について、貯蓄と負債の状況をあわせて確認していきます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/校閲・編集者/二種外務員資格(証券外務員二種)
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)、相続診断士資格保有。早稲田大学卒。校閲・校正・編集者として15年以上の経験を持つ。2020年よりLIMO編集部に所属。現在は、厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、介護や終活など「シニアを取り巻くくらしとお金」にまつわる記事を担当。総務省「家計調査」や、厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。趣味は美術館巡り、俳句、植物栽培。(2024年5月27日更新)
監修者
マネー編集部貯蓄班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
主なメンバーは野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、日本生命保険相互会社出身の村岸理美など。
編集者の多くは、金融機関にて個人リテール業務を経験。若年層からシニア層、富裕層に至るまで、幅広い顧客に対し、投資信託・保険を中心とした総合的なライフプランニングを実行してきた。なかには、リテール営業で社内トップの実績を持ち、行内で表彰された実力者も。人材育成や社内教育にも携わるなど、金融知識と実務経験の両面で信頼される編集者が在籍しています。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)