4. まとめにかえて
今回は、最新の統計から見る相続税の課税現状と、有効な対策の一つである生命保険の活用について解説しました。 統計が示す通り、地価や株価の上昇によって「気づかぬうちに課税対象」となっている家庭は、かつてないほど増えています。財産の内訳も土地から現預金や有価証券へとシフトしており、より正確な資産把握と事前のシミュレーションが欠かせない時代になりました。
特に生命保険の非課税枠を賢く使うことは、節税だけでなく円満な遺産分割にも大きく貢献します。 まずは、ご自身の財産に何がどれくらいあるのか、メモ書きからでも良いので「棚卸し」を始めてみましょう。もし不安があれば、確定申告の相談とあわせて税理士などの専門家へ早めに相談しておくことが、大切な家族を守る第一歩になります。
参考資料
著者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員
ファイナンシャルアドバイザー。秋田県秋田市出身。宇都宮大学教育学部卒業後、株式会社栃木銀行に入行。主に個人リテール業務へ従事。若年層から富裕層まで幅広い世代へ投資信託・保険を中心に総合的なライフプランニングを行ってきた。リテール営業行員内で上位の成績を保ち、全行員内1位の成績を収める。また、社内教育にも尽力し、人材育成にも携わる。
現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。(2026年7月11日更新)