1.1 オルカン(全世界株式)の特徴

「オルカン(オールカントリーの略)」は、全世界の株式に分散投資するファンドを指します。

日本、米国、欧州に加え、新興国も含めた数千銘柄に分散投資されており、1本で世界経済全体の成長を取り込める点が特徴といえます。

最大のメリットは、国際分散が自動的に行われることです。

特定の国や地域の景気に左右されにくく、どこかの市場が不調でも、別の地域が補う構造になっています。

また、世界経済の構造変化に応じて、ファンド内の構成比率が調整されるため、「どの国が今後成長するか」を個人で判断する必要がありません。

このように、オルカンは安定感を重視しながら、長期で着実な成長を狙いたい人に向いた投資対象といえるでしょう。

1.2 S&P500の特徴

S&P500は、米国を代表する約500社で構成される株価指数です。

アップルやマイクロソフト、エヌビディアなど、世界的な影響力を持つ企業が多く含まれており、米国経済の成長をダイレクトに反映する点が特徴です。

過去の運用実績を見ると、S&P500は長期的に高いリターンを上げてきました。

特にIT企業を中心とした成長が株価を押し上げており、「資産を大きく増やしたい」と考える投資家から高い支持を集めています。

一方で注意したいのは、投資先が米国に集中している点です。

米国経済が好調な局面では大きな成果が期待できますが、景気後退や株式市場の調整局面では、資産の変動幅が大きくなる可能性もあります。

成長性の高さと引き換えに、値動きの大きさを受け入れられるかどうかが、選択のポイントになるでしょう。