3. 65歳までに「2000万円」増やすには毎月いくら積み立てればいい?(年利4%で試算)

では実際に、新NISAの積立投資で65歳までに資産2000万円を目指すには、毎月どれくらいの金額を積み立てる必要があるのでしょうか。

現在の年齢から65歳までの残り運用期間ごとに、必要な月々の積立額をシミュレーションしてみましょう。

ここでは運用利回り年率4%で運用できたと仮定します。

シミュレーションの結果は以下のとおりです。

積立投資で資産2000万円を目指すのに必要な「毎月の積立額」

積立投資で資産2000万円を目指すのに必要な「毎月の積立額」

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」を基に筆者作成

3.1 「2000万円」築くために必要な毎月の積立金額

積立期間:積立金額・元本

  • 10年間:13万6337円・1636万円
  • 15年間:8万1748円・1471万円
  • 20年間:5万4969円・1319万円
  • 25年間:3万9305円・1179万円
  • 30年間:2万9186円・1051万円
  • 35年間:2万2225円・933万円
  • 40年間:1万7226円・827万円
    ※運用利回りは年率4%

シミュレーション結果から、積立期間が長いほど「毎月の負担額は小さくなる」ことがわかります。

たとえば25歳から40年間積み立てる場合、毎月約1万7000円で2000万円を目指せますが、55歳からの10年間では毎月13万円超が必要です。

35歳から30年間なら約2万9000円、45歳から20年間では約5万5000円と、開始時期によって負担額に大きな差が生じます。

また、拠出する元本の総額にも大きな違いがあります。40年間積み立てた場合の元本は827万円で済む一方、10年間では1636万円が必要です。

運用期間が長いほど複利による運用益の割合が大きくなるため、早く始めるほど自己負担を抑えやすくなります。

仮に預貯金だけで2000万円を準備する場合、30年間で毎月約5万5000円の積立が必要となるでしょう。

これと比べると、投資で運用益を得ながら積み立てることで、必要な月額を大きく抑えられることがわかります。

なお、預貯金の場合、わずかにつく利息からも20.315%の税金が引かれますが、新NISAであれば運用益はすべて非課税です。

この「税金の差」も、長期的な資産形成において大きな差となって現れることが考えられます。