4. 【高額療養費制度】家計を守るうえで重要なセーフティネット
高額療養費制度は、医療費が高額になった場合でも家計への影響を抑えるための重要なセーフティネットです。今回の見直しでは、「所得区分の細分化で公平性確保」するものとし、負担のあり方を見直す方向が示されています。
一方で、長期にわたる治療を支える「多数回該当」は、現行水準を維持する考え方が示されました。高額療養費制度のしくみや変更点を知っておくことで、万が一のときも落ち着いて対応しやすくなります。この機会に、ご自身や家族の医療費負担について、制度を活用した備えを考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)」
- 厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)について」
- 厚生労働省「「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」とりまとめ」
- 厚生労働省「第8回「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」資料・高額療養費制度について」
- 厚生労働省「第8回「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」資料・外来特例について(追加資料)」
- 厚生労働省「第8回「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」資料・高額療養費制度について(参考資料)」
村岸 理美