シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はコーヒーチェーン店「コメダ珈琲」を運営するコメダHD(3543)の、2019年3月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2019年4月10日に更新されたコメダHDの2019年3月既存店売上高は、対前年同月比で106.2%とプラス成長になりました。なお、同社の客数・客単価の内訳は開示されていません。

また全店売上高も、110.2%のプラス成長となっています。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のこれまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は2月決算)。

既存店売上高は、2019年2月期の下期は全ての月でプラス成長を達成。また今期もプラス成長でのスタートを切りました。なお、前期は3~5月がマイナス成長であったため、今期の第1四半期の推移が注目されます。

また、全店売上高は前期全ての月でプラス成長を果たしており、今期もプラス成長でのスタートです。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は2018年秋、高値2,400円付近を付けた後に反落しました。12月26日に2,006円の安値を付けた後はいったん上昇しましたが、現在は2,000円台前半にまで下落しています。

今期はスタート月から既存店売上高でプラス成長を果たしています。しかし前期の第1四半期は苦戦しているため、今後好調さが継続するのかが注目されます。

コメダホールディングスの過去1年間の株価推移

参考資料:2020年2月期 FC向け卸売売上前年比・総店舗数

LIMO編集部