2. 「すごい なんなんだこれ」「めっちゃクリエイティブ」と大反響

SNSでは多くのコメントが寄せられました。

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chainarong06/shutterstock.com

ポストには多数のいいねに加え、リプライ欄には

  • 「電卓ってこんな綺麗な音出るの!?」
  • 「すごい なんなんだこれ」
  • 「めっちゃクリエイティブ」
  • 「電卓が楽器なのは知ってたけどここまでとは。音が可愛い」

など、多くのコメントが寄せられました。

生で演奏を聴いた投稿主さんに感想を伺うと、「電卓のはずなんですが耳障りが良くずーっと聞いていたくなる音色で不思議な感じでした。選曲もよかったですね」と振り返ります。

ティッシュペーパーの箱で段差を作っていたり、ビニールテープで電卓同士を固定していたりと、見た目は手作り感満載。しかし音はしっかりと「チューニング」されており、聴き入ってしまったといいます。

演奏者であるplusさんにもお話を伺ったところ、電卓演奏を始めたきっかけは「あたりめさんの動画」。

日本一有名な電卓演奏者・あたりめさんの動画を見て、面白そうだからやってみたいと思ったのだそうです。

電卓演奏はパズルや脳トレ的な要素も大きいそうで、ルービックキューブで培われた情報処理能力や集中力、日常生活では使うことのない指さばきが、電卓演奏とうまく噛み合ったといいます。

さらに、「小学生までピアノを習っていて、そこで身についたであろう絶対音感が役立っています。習わせてくれた両親と先生には感謝しています」 とも語ってくれました。

ちなみに、今回のオフ会参加者は、スピードキューブ公式日本ランキング上位者ばかり。

投稿主さん自身も、3×3キューブで日本ランキング2位(5回平均6.69秒)という実力者で、片手でキューブを回す種目で日本1位の選手も参加していたのだそう。

さらにplusさんは、全17種目すべてで記録を残した数少ないキューバー。

目隠し種目など難易度の高い競技も含まれるため、全種目制覇は偉業とされているとのこと。

投稿の反響について投稿主さんは、「キューブ界隈である程度の反響は予想していましたが、ここまで拡散されるとは思いませんでした」 と驚きます。

続けて、「『こういうのが見たかった』というコメントをたくさんいただき、電卓演奏家plusさんとスピードキューブの世界を知ってもらえて嬉しいです」とも話してくれました。