3. 「シニア世代」の1ヵ月の生活費

シニア世代が1ヵ月にどのくらいの生活費がかかっているのか、総務省統計局の「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」をもとに見ていきましょう。

65歳以上の夫婦のみの無職世帯の実収入は25万4395円で、そのうち約89.9%(22万8614円)を年金などの社会保障給付が占めています

一方、全体の支出は29万6829円となっており、社会保険料や税金などの非消費支出として3万2850円が、消費支出に26万3979円がかかっています

収入から支出を差し引くと毎月4万2434円の赤字となり、1年間では約51万円の赤字となる計算です

仮に85歳まで生存した場合、65歳からの20年間で約1018万円の赤字となります

では、生活費の内訳も確認していきましょう。

3.1 【消費支出】平均はいくら?

  • 食料:7万8964円
  • 住居:1万7739円
  • 光熱・水道:2万3540円
  • 家具・家事用品:1万1237円
  • 被服及び履物:5354円
  • 保健医療:1万7941円
  • 交通・通信:3万1325円
  • 教育:0円
  • 教養娯楽:2万6538円
  • その他の消費支出:5万1341円
    (内訳)
    ・諸雑費:2万2047円
    ・交際費:2万3257円
    ・仕送り金:1135円

3.2 【非消費支出】平均はいくら?

  • 直接税:1万2547円
  • 社会保険料:2万296円

費用がもっともかかっているのは食料費で約7万9000円です

消費支出全体に占める食料費の割合をエンゲル係数といいますが、65歳以上夫婦のみの無職世帯では約29.9%と3割ほどを占めています

食料費は生きるために必要な費用であり、支出を抑えるのが難しいケースが多いでしょう。

近年の物価高騰の影響もあり、年金生活世帯の生活費をさらに圧迫する可能性もあります。