2. 積立投資の「メリット・デメリット」とは?
政府や金融の専門家が積立投資を重視する背景には、「誰でも無理なく始められ、長期的に見て資産形成の成功確率を高められる」という明確な理由があります。
とりわけ、日本では賃金の伸び悩みや公的年金の先行き不安が続いており、自助努力としての資産形成が不可欠になりつつあります。
そのなかで、積立投資は「再現性の高い投資手法」として注目されているのです。
ここでは、積立投資のメリット・デメリットを整理しながら、なぜ推奨されるのかを解説します。
2.1 積立投資のメリット
積立投資には、以下のようなメリットがあります。
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価格変動リスクを平準化しやすい
積立投資では、価格が高いときは購入量が減り、安いときは多く買う仕組みになるため、「ドルコスト平均法」により購入単価が自然に平均化されます。
相場の上下に惑わされにくく、「高値づかみ」を避けやすいことが魅力です。
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少額から無理なく始められる
毎月数百円、数千円からでもスタートでき、資金にゆとりがない時期でも続けやすいのが特徴です。
家計を圧迫することなく、長い時間をかけて資産を育てられます。
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感情に左右されにくい
積立投資は、決まったタイミングで自動的に投資するため、相場の変動に感情が引っ張られにくくなります。
投資経験が少ない人にとって、冷静な判断を保ちやすい点は大きなメリットです。
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長期運用と相性がよい
積立投資の本質は「時間を味方につける」ことです。
長期で続けるほど複利の効果が働き、安定して資産を増やしやすくなります。この特徴が、多くの専門家が積立投資を推奨する最大の理由といえるでしょう。