2. 【年金生活者支援給付金】2026年度の給付基準額、3.2%増額決定

年金生活者支援給付金は、年金収入やその他の所得額が一定基準以下の年金生活者を支援するために、2019年にスタートした制度です。給付金は2カ月に一度、公的年金に上乗せして支給されます。

受給中の年金によって、以下3種類の年金生活者支援給付金があり、それぞれに、支給要件と支給額(基準額)が設定されています。

  • 老齢年金生活者支援給付金
  • 障害年金生活者支援給付金
  • 遺族年金生活者支援給付金

2.1 【2025年→2026年】年金生活者支援給付金の支給金額

年金生活者支援給付金は、物価動向を踏まえて年度ごとに見直しがおこなわるルールがあります。

2026年1月23日、厚生労働省は2026年度の年金額改定とともに、年金生活者支援給付金の給付基準額の改定を公表。

6月に支給される「4月・5月分」の給付金から、前年度より3.2%引き上げられることが決まりました。

【2026年】年金生活者支援給付金の給付基準額

年金生活者支援給付金の支給金額

出所:日本年金機構「令和8年4月分からの年金額等について」

【2025年度→2026年度】

  • 老齢年金生活者支援給付基準額(月額):5450円→5620円
  • 障害年金生活者支援給付金(月額):1級6813円→7025円・2級5450円→5620円
  • 遺族年金生活者支援給付金(月額):5450円→5620円

老齢年金生活者支援給付金については、この基準額に基づき保険料納付済期間等に応じて実際の給付額が計算されます。

上記はいずれも「月額」の金額です。支給日には2カ月分まとめて、年金に上乗せされます。上記の金額通り受給できる場合、1回の支給で約1万円、年額にすると約6万円受け取れます。

なお、「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2024年3月における平均給付月額(※)は、老齢年金生活者支援給付金4016円、障害年金生活者支援給付金5727円、遺族年金生活者支援給付金5228円です。

※2025年3月において認定されている平均給付金額です。