筆者は秋田県でガーデニングを楽しんでいますが、寒冷地なので植物が育つ期間が短いのが悩み。冬の間は庭が雪に埋まってしまいますし、雪が少ない冬でも強い霜が降りたり吹雪にさらされたりと、植物にとっても過酷な環境です。

その反面、近年では寒冷地でも夏の暑さが厳しく、最高気温が35度以上になる日もしばしば。そんな寒暖差の激しい地域でのガーデニングで役に立つのが、暑さにも寒さにも強く、長期間花を咲かせてくれる植物です。

この記事では、筆者が2025年の初夏に自宅の庭に植えた花の中から、初雪が降る時期までずっと花を咲かせ続けて庭を彩ってくれた、暑さにも寒さにも強い植物を厳選して3種、参考価格や実際の写真とともにご紹介します。

1. この記事で紹介する「うちの庭に植えてよかった!初夏~晩秋ずっと咲いた花」

写真のチェリーセージほか、植えてよかった花をご紹介します1/5

花びらの先端が赤、基部が白の、チェリーセージ・ホットリップス

筆者撮影

  • ニチニチソウ
  • チェリーセージ・ホットリップス
  • ジニア・プロフュージョン

この記事では、秋田県の自宅の庭で筆者が実際に育てた花を3種ご紹介します。開花時期や生育スピードは、お住まいの地域や育てている環境、品種などによって異なりますので、ご注意ください。

2. 暑さ寒さに強くて「植えてよかった」初夏~晩秋までずっと咲いた花3選

2.1 ニチニチソウ

かざぐるまのような鮮やかで愛らしい花「ニチニチソウ」2/5

ピンクの花を咲かせている、ニチニチソウ。花の中心は白

筆者撮影

かざぐるまのような、おしゃれで愛らしい花に惹かれて購入したニチニチソウ。筆者は鮮やかなピンク色の花を選びました。

暑さや乾燥で他の花がぐったりしている時も、ニチニチソウは生き生きしていたのが印象的。気温が高いよく晴れた日が続いても葉や花が色褪せることはなく、次々と花を咲かせる姿に元気をもらいました。

切り戻しをしないで育てると上に伸び続けるため、草丈が高くなったら切り戻し、脇芽を育てるのがおすすめです。花数が増え、こんもりとした姿に育ちますよ。枝の切り口から出る液でかぶれることがあるため、お手入れの際は手袋をすると安心です。

※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)

2.2 チェリーセージ・ホットリップス

ナチュラルな雰囲気と甘い香りが魅力の「チェリーセージ・ホットリップス」3/5

花びらの先端が赤、基部が白の、チェリーセージ・ホットリップス

筆者撮影

赤と白のバイカラーがおしゃれな、チェリーセージ・ホットリップス。うちの庭では、真夏は赤の部分が少なくなりましたが、気温が下がるとにつれて赤と白が半々になっていきました。

花も葉も小ぶりで爽やかな印象のため、ナチュラルガーデンにぴったりの雰囲気です。花から漂うフルーティーな甘い香りにも癒されました。

購入時は高さ15cmほどの苗でしたが、暑い季節にすくすく育ち、約5か月で高さ70cmほどの低木のような姿に成長。あまり大きくしたくない場合は、切り戻しながら育てるのがおすすめです。

※参考価格:300円~500円前後(3号ポット苗)

2.3 ジニア・プロフュージョン

花色の変化が楽しめる「ジニア・プロフュージョン」4/5

花びらの基部は濃いピンク色、先端は白の、ジニア・プロフュージョン

筆者撮影

購入時は、花が2輪しか咲いていない小さな3号ポット苗だったジニア・プロフュージョン。チェリーセージ同様、夏の暑さにも負けずにすくすく成長し、約5か月で直径50cmほどのこんもりとした株に育ってくれました。

筆者が選んだ花色は、白と濃いピンクのバイカラーが素敵な「チェリーバイカラー」です。咲き始めはクリーム色で、その後ピンクと白が半々くらいになり、咲き終わるころにはほぼピンク1色になる、花色の変化も楽しめました。

花がら摘みや切り戻しをしなくても自然と見栄えよく育って花つきもよく、病気や乾燥にも強い植物。とても育てやすく、ほぼほったらかしでたくさんの花を咲かせてくれたので、来年もぜひ植えたいと思っています。

※参考価格:250円~450円前後(3号ポット苗)

3. 長く咲く花で、ガーデニング代の節約も

筆者が2025年に「植えてよかった」と思っている、初夏から初雪が降る晩秋までずっと花を咲かせてくれた、暑さ寒さに強い花を3つご紹介しました。気になる植物はありましたか?

長く咲く花を庭に取り入れると季節ごとの植え替えが少なく済み、ガーデニング代の節約にもつながりますよ。この記事を参考に、年末年始は2026年のガーデニング計画を立ててみませんか?

4. 【園芸に関する費用】2024年の園芸用品に関する支出は3848円

ガーデニングなど、新たな趣味を始めたいというとき、「どれぐらいの費用がかかるのか」が気になる方も多いのではないでしょうか。

総務省統計局のデータによると、2024年の園芸用品に関する支出は3848円となっています。

4.1 園芸用品に関する支出は3000円台後半から4000円台前半で推移

  • 2017年:3653円
  • 2018年:3606円
  • 2019年:3498円
  • 2020年:3778円
  • 2021年:3794円
  • 2022年:4274円
  • 2023年:3969円
  • 2024年:3848円

園芸用品に関する支出は、2019年以前では全体としては減少傾向にありました。

しかしながらコロナ禍の影響もあってか、2020年より増加の兆しが見られました。その後2023年には減少に転じましたが、全体として近年は3000円台後半から4000円台前半で推移しています。

続いて、実際に園芸に利用する植物に関する支出も見ていきましょう。

4.2 園芸用植物に関する支出は、ほぼ3000円台で推移

  • 2017年:3509円
  • 2018年:3198円
  • 2019年:3068円
  • 2020年:3226円
  • 2021年:3370円
  • 2022年:3476円
  • 2023年:3301円
  • 2024年:2922円

園芸用品同様、2020年から2022年にかけて増加傾向にあり、2023年には減少に転じていることがわかりました。

揃える道具や、育てる草花の種類によって費用は大きく変わってきます。

支出の金額を見る限り、ガーデニングは、比較的コスパよく楽しめる趣味といえそうです。これからガーデニングを始めたいという方は、ひとつの目安としてみてください。

参考資料

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Natalia Greeske/shutterstock.com

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鈴森 真樹