3. 夏~秋の寄せ植えを「センスよく見せる」4つのコツ

青い花を咲かせている、ペチュニア

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3.1 耐暑性が強く花期が長い花を選ぶ

近年の日本の夏は、記録的な高温となる日も多く、植物にとっては過酷な気候です。そんな環境の中で寄せ植えを作る場合は、西日や猛暑に負けないタフな植物を選ぶことが大切なポイント。

また、寄せ植えを秋まで美しい状態で保つためには、花期が長く花が途切れない品種を選びましょう。

3.2 清涼感のある花色を選ぶ

見た目の涼しさは、寄せ植えのセンスを大きく左右します。猛暑の時期は、赤や黄色といった暖色系は控えめにし、青・紫・白・明るい緑などの寒色・中間色でまとめましょう。

また、透明感のある小花や繊細にしだれる植物もおすすめ。軽やかな動きと視界の広がりで清涼感を演出できます。

3.3 高低差や質感の違いで立体感を演出

単に花を並べるのではなく、手前に背丈の低いもの、後方に背丈の高いものを植えることで、立体感が生まれます。高低差が光と影のコントラストとなり、おしゃれな雰囲気に。

花だけでなく葉の色や形、質感に変化をつけるのも効果的です。寄せ植えが平面的にならず、プランターの中に自然界のような小さな景色が広がります。

3.4 「秋色」への緩やかなグラデーション

夏~秋まで長く楽しめる寄せ植えにするには、秋の素材を早い時期から仕込んでおくこともひとつの方法。夏に植え込んだ主役の花が最盛期を過ぎる頃、実ものや銅葉などが色づき始めます。

寄せ植えの印象が緩やかに夏から秋へと変わり、季節感を表現。夏の花の鮮やかさを引き締め、落ち着いた秋の玄関先へと自然に移行できます。

4. 夏~秋の寄せ植えは酷暑に負けない植物で涼しげに

夏~秋の寄せ植えには、厳しい暑さの中でも咲き続ける、強い生命力を持つ植物を選ぶことが成功への第一歩。色の選び方や植栽を工夫することで、立体感と洗練された雰囲気を演出できます。

真夏に映える鮮やかな花と、そこからゆっくりと色づく実やシックな葉物を取り入れて、夏から秋への季節のグラデーションを満喫してみませんか。