4. 【75歳以上のシニア】「国民年金・厚生年金」の平均月額はいくら?

公的年金は、75歳以上の夫婦世帯にとってメインとなる大切な収入源。

厚生労働省が2025年12月に公表した「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、国民年金と厚生年金(※)の平均年金月額を、5歳刻みの年齢層ごとに確認していきます。

なお、厚生年金の受給額には国民年金(老齢基礎年金)部分が含まれます。

※厚生年金は第1号から第4号まで区分があります。この記事では、民間企業などに勤務していた方が受け取る「厚生年金保険(第1号)」を「厚生年金」として解説します。

4.1 【年金一覧表】75歳~90歳以上「厚生年金・国民年金」5歳刻みの平均年金月額

厚生年金

  • 75歳~79歳:15万1377円
  • 80歳~84歳:15万7689円
  • 85歳~89歳:16万5486円
  • 90歳以上:16万4027円

国民年金

  • 75歳~79歳:5万9346円
  • 80歳~84歳:5万8454円
  • 85歳~89歳:5万9066円
  • 90歳以上:5万5633円

たとえば、夫が厚生年金を受給し、妻が国民年金のみを受給している場合、夫婦合わせた年金収入は月約21万723円となります(75歳時点の平均的な厚生年金15万1377円+国民年金5万9346円の合計)。

この金額は、先ほど確認した家計収支の「社会保障給付(20万7623円)」とほぼ同じ水準といえます。しかし注意したいのは、この年金額のすべてが手元に残るわけではないという点です。

家計の支出の内訳を見てもわかる通り、年金からは所得税や住民税に加え、介護保険料、さらに今回のテーマである後期高齢者医療制度の保険料といった「非消費支出」が差し引かれます。

たとえ現役を退いたあとの生活であっても、税金や公的な保険料の支払い義務は、家計にとって避けられない負担としてついて回るのが現実です。