3. 12月に花苗を植える際に気をつける「3つのポイント」
3.1 植え付け時に根をていねいに扱う
新しい土へスムーズに根を伸ばすのを促すため、土をよく耕してフカフカの状態にしておきましょう。ポットから苗を取り出す際は、根をいためないように気をつけながら、軽く根をほぐして植え付けます。
植え付け後は、株がぐらつかないように土を詰め、最後にたっぷりと水を与えて株と土を密着させましょう。
3.2 植え付け後に寒さ対策をする
12月は日中は暖かくても朝晩は急激に冷え込み、霜が降りることもあります。植え付け直後の苗はまだ根がしっかり張っておらず、寒さによるダメージを受けやすい状態です。
苗を守るために、とくに寒い日や夜間は、鉢植えは軒下や玄関ポーチなど、直接霜や冷たい風が当たらない場所に移動しましょう。地植えの場合は、腐葉土やバークチップなどで株元を厚くおおい、地中の温度低下を防ぐことが大切です。
3.3 水やりは午前中の暖かい時間に
冬場は夕方や夜に水やりをすると、鉢の中の水分が夜間に凍ることもあり、根を傷めてしまいます。天気のよい日の午前中に水やりをしましょう。
また、冬は植物の生長が緩やかになるため、水やりの頻度は控えめに。土の表面が乾いてから数日後など、乾燥ぎみに管理します。
4. 今から植えられる「寒さに強い花」で華やかな新年を
年の瀬が迫る今が、新年を華やかに迎えるためのラストチャンスです。今からでも植えられる耐寒性の高い植物を選べば、クリスマスからお正月、そして春先まで、長くその美しさを楽しめます。
冷たい空気の中でこそ、花の鮮やかな色や葉のみずみずしさが、ひときわ存在感を高めるでしょう。お気に入りの花で玄関回りに彩りを添え、清々しい気持ちで新年を迎えてみませんか。
