3. 【40〜70歳代】「貯蓄2000万円以上と貯蓄ゼロ」多いのはどっち?
次は、年代別に貯蓄額が2000万円を超えている人と、貯蓄ゼロの人の割合を見ていきます。こちらもJ-FLECの同調査をもとに整理しています。
3.1 【単身世帯】40〜70歳代「貯蓄2000万円以上・貯蓄ゼロ」
単身世帯の場合
- 40歳代:貯蓄2000万円以上12.3%・貯蓄ゼロ33.3%
- 50歳代:貯蓄2000万円以上15%・貯蓄ゼロ40.2%
- 60歳代:貯蓄2000万円以上22.9%・貯蓄ゼロ27.7%
- 70歳代:貯蓄2000万円以上22%・貯蓄ゼロ27%
単身世帯では全ての年代で、貯蓄ゼロの割合が2000万円以上を上回る結果となりました。特に50歳代は貯蓄ゼロが4割を超え、両者の差がもっとも大きく見られる年代です。
では、二人以上世帯はどうでしょうか。
3.2 【二人以上世帯】40〜70歳代「貯蓄2000万円以上・貯蓄ゼロ」
- 40歳代:貯蓄2000万円以上12%・貯蓄ゼロ25.7%
- 50歳代:貯蓄2000万円以上17%・貯蓄ゼロ29.2%
- 60歳代:貯蓄2000万円以上28%・貯蓄ゼロ20.5%
- 70歳代:貯蓄2000万円以上27.9%・貯蓄ゼロ20.8%
二人以上世帯では60・70歳代で、2000万円以上が貯蓄ゼロを上回るという特徴が見られます。この点は単身世帯とは異なり、世帯構成の違いが貯蓄額に影響しているといえるでしょう。

