【冬のボーナス】「みんなの平均額はいくら？」冬季賞与がもっとも高い業種は？40〜70歳代「単身世帯の方が貯蓄額にバラつきあり？」 40〜70歳代「貯蓄2000万円以上と貯蓄ゼロ」多いのはどっち？

2. 【40〜70歳代】貯蓄の平均と中央値の差「単身世帯の方が貯蓄額にバラつきあり？」

40〜70歳代の貯蓄状況について、「同じ年代の人はどれくらい貯めているのか」と気になる方も多いでしょう。ここでは、J-FLEC（金融経済教育推進機構）が公表した「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」を参考に、年代別の貯蓄額を確認していきます。

※本調査での金融資産には、預貯金のほか株式・投資信託・生命保険などが含まれます。なお、日常的に出し入れする普通預金の残高は計算に含まれていません。

世帯人数によって貯蓄の傾向が大きく変わるため、単身世帯と二人以上世帯に分けて見ていきます。まずは単身世帯から確認しましょう。

まず、40〜70歳代における単身世帯の平均貯蓄額と中央値は次のとおりです。

単身世帯の貯蓄額

単身世帯の場合

単身世帯では平均値と中央値の差が大きく、金融資産の持ち方にばらつきがあることが特徴として読み取れます。

続いて、二人以上世帯のデータも見てみましょう。

二人以上世帯では、単身世帯と比べてどのような違いがあるのでしょうか。

二人以上世帯の貯蓄額

二人以上世帯の場合

50歳代は単身・二人以上世帯ともに中央値が低めですが、二人以上世帯では40歳代とほぼ同じ水準で、単身ほど極端な差は出ていません。全体として、平均値・中央値ともに二人以上世帯の貯蓄額が高い傾向にあります。

ここまでで貯蓄額の大まかな状況がつかめたところで、次に「貯蓄ゼロ」と「2000万円以上」の割合を比較していきます。