年の瀬が迫りあわただしくなるこの時期は、1年の貯蓄状況を振り返る絶好のタイミングです。「今年の目標に届かなかった」「いつも計画倒れしてしまう」という場合は、もしかしたら日頃の習慣が原因かもしれません。
ここでは、日本における富裕層の割合や50歳代の貯蓄状況を踏まえたうえで、お金に好かれる人の特徴を紹介します。
1. 【富裕層】資産1億円以上の富裕層、日本全体の約3%
まず、日本における資産保有額の階層別分布図を見てみましょう。野村総合研究所によると、2023年時点での純金融資産保有額の階層別の世帯数とその資産規模は以下のとおりです。
- 超富裕層(5億円以上):11万8000世帯/135兆円
- 富裕層(1億円以上5億円未満):153万5000世帯/334兆円
- 準富裕層(5000万円以上1億円未満):403万9000世帯/333兆円
- アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):576万5000世帯/282兆円
- マス層(3000万円未満):4424万7000世帯/711兆円
よく「富裕層」という言葉を耳にしますが、富裕層には明確な定義があるわけではありません。
野村総合研究所では「資産1億円以上」を富裕層、「資産5億円以上」を超富裕層としており、合計で165.3万世帯との結果が出ています。これは全体の約3%にあたる割合ですので、富裕層は限られたごく一部の世帯であることが分かります。
