2025年もいよいよ終わりに近づき、年末の慌ただしさを感じる季節になりましたね。子どもの将来を考えたとき、「教育資金、どうしよう?」と頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
最近、18歳未満を対象とする「こどもNISA」創設の検討が政府で始まり、話題になっています。今回は、もし「こどもNISA」が実現したら資産形成にどれほどの効果があるのか、金融庁の資料を参考にしながら2つの具体的なシミュレーションで解説します。
1. 【こどもNISA】実現なるか?金融庁・こども家庭庁が共同要望
この「こどもNISA」創設の動きは、以前から金融庁とこども家庭庁が共同で提出していた要望に沿ったものです。具体的には、「こども支援の一環として、つみたて投資枠の対象年齢を見直す」という内容が盛り込まれています。
現在の新NISAでは「つみたて投資枠」を利用できるのは18歳以上です。もし対象年齢が引き下げられれば、子どもがより若いうちから非課税の恩恵を受けながら、長期的な視点で積立・分散投資をはじめられるようになります。
2. 【こどもNISA】10歳から30歳まで毎月3万円つみたて投資「どのくらい増える?]
実際に、NISAのつみたて投資枠を活用した場合のシミュレーション結果をみてみましょう。
2.1 「利回り2%・4%・8%で運用」10歳から30歳まで毎月3万円つみたて投資
もし、10歳から30歳までの20年間、毎月3万円を積立投資した場合、将来の資産がどのように変わるか「3パターンの利回り別」に試算してみました。
シミュレーション結果は以下の通りです。
- 利回り2%:将来の運用資産額883万円
- 利回り4%:将来の運用資産額1092万円
- 利回り8%:将来の運用資産額1707万円
積立投資の元本はすべて720万円です。ご覧の通り、利回り次第で将来の運用資産額は大きく変わることが分かります。特に利回り8%では、2%の場合と比較して約1.9倍もの差が生まれています。長期の積立投資で複利効果を最大限に享受するためにも、投資先選び(銘柄選び)も重要な視点になります。
なお、これらのシミュレーション数値は、年齢設定のない資料に基づき10歳からはじめたと仮定した目安であり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資信託などの金融商品は元本割れなど価格変動リスクを伴うため、資産が減るリスクもあることを理解しておきましょう。
3. 【こどもNISA】最大のメリットは「時間」!複利の力で資産形成を加速
「こどもNISA」が導入された場合の最大のメリットは、投資における「時間」という強力な要素を最大限に活かせる点です。運用期間が長ければ長いほど、雪だるま式に資産が増えていく「複利効果」が大きくなり、元本に対するリターンも高まる傾向にあります。
複利とは、運用で得た利益を元本に加えて再投資することで、利益が利益を生む仕組みのことです。投資期間が長くなるほどこの効果は増大し、安定的な資産成長が期待できます。
金融庁の資料によると、たとえば毎月1万円を年利3%で積み立てた場合、20歳から40年間続けると元本480万円が約930万円に増えます。一方、40歳から20年間だと元本240万円が約330万円になる計算です。この比較からも、早くはじめるほど運用益の割合が飛躍的に高まることがわかります。
4. 【こどもNISA】「わが子の将来のために...」資産形成手段のひとつとして
「こどもNISA」は、18歳未満から非課税で積立投資ができるようになれば、子どもが早くから複利効果を活かし、長期的な資産形成を可能にする制度として期待されます。本記事のシミュレーションの通り、投資期間が長くなるほど、また利回りが高くなるほど、将来の運用資産額は大きく伸びる結果となりました。
この制度はまだ政府の検討段階にありますが、今後の税制改正大綱や国会の動向に引き続き注目していく必要があります。この機会に、わが子の将来のために、ご家庭のライフプランに合わせた具体的な資産形成についてご夫婦で話し合ってみてはいかがでしょうか。
※本記事の制作にあたって、一部AIを活用しています。



