シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はカレーチェーン店「CoCo壱番屋」を運営する壱番屋(7630)の、2019年3月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績はどうだったか
2019年4月4日に更新された壱番屋の2019年3月既存店売上高は、対前年同月比101.3%でプラス成長。内訳は客数99.8%、客単価101.5%でした。
全店売上高も101.7%で、既存店、全店ともにプラス成長となっています。
今期の既存店売上高の振り返り
では、2019年2月までの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は2月決算)。
既存店売上高は前期から全ての月でプラス成長が継続しています。また客単価も、前期マイナスとなったのは1カ月のみです。ただし客数は前期4カ月のマイナス月があり、今期は3月からマイナスでのスタートとなりました。
全店売上高も既存店同様、前期から毎月プラス成長が継続しています。
過去1年の株価動向はどうだったか
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の株価は6月の5,300円を天井に下落しましたが、12月26日の3,815円を底に上昇。2月後半に4,800円台を回復した後、3月後半から5,000円をうかがう上昇を見せています。
既存店売上高、全店売上高ともに順調な推移を見せているものの、既存店客数が7カ月ぶりのマイナスとなりました。これが一時的なものとなるのかが注目されます。
参考資料:壱番屋 2019年3月度月次情報
LIMO編集部