2. 【後期高齢者医療】都道府県ごとの保険料を比較

2025年度の保険料は、同じ年金収入であっても地域によって大きく異なります。これは各広域連合が医療費水準などを踏まえて独自に保険料率を決めているためです。

【2025年度】年金収入195万円の人の保険料例

年金収入195万円の人の2025年度の保険料例

出所:厚生労働省「後期高齢者医療制度の令和6・7年度の保険料率について」をもとにLIMO編集部作成

2.1 年金収入195万円のケース「月額保険料はいくら?」

年金収入が195万円の場合、月額保険料の全国平均は5673円です。都道府県別に見ると、特に月額保険料が高いのは以下の地域でした。

  1. 福岡県:6641円
  2. 大阪府:6495円
  3. 大分県:6509円

対照的に、最も低いのは岩手県の4808円でした。

2.2 年金収入82万円のケース「月額保険料はいくら?」

年金収入が82万円の場合、月額保険料の全国平均は1260円です。このケースで保険料が高い上位3県は以下の通りです。

  1. 福岡県:1500円
  2. 鹿児島県:1492円
  3. 大分県:1480円

最も低いのは岩手県の1092円でした。

どちらのケースでも福岡県や大分県は高め、岩手県は低めという傾向が見られます。保険料は所得だけでなく地域の医療費水準や制度設計の違いによっても差が出るため、自分が住んでいる地域の保険料基準をあらかじめ把握しておくことが大切です。