3. 将来を見据え、自分に合った資産形成を
ここまで、日本の富裕層・超富裕層の割合や、年代別の平均貯蓄額に関する最新データを解説しました。
富裕層と超富裕層を合わせると全体の約2.96%を占めており、ごく一部の世帯であることがわかりました。
その一方で、年代別の貯蓄額は年齢とともに増加する傾向にあり、ライフステージに応じた資産形成の重要性がうかがえます。
これから先、物価上昇や少子高齢化が進行すると、社会保障制度の負担が増加する可能性も考えられます。
公的な制度も大切ですが、自ら将来に備える意識を持つことがこれまで以上に重要になるでしょう。
まずはご自身の家計状況や年金の見込額などを把握し、ライフスタイルに合わせて無理のない範囲で資産形成をどのように進めていくとよいのか考えてみてはいかがでしょうか。
※この記事は再編集記事です。
参考資料
- LIMO「【富裕層】日本に「富裕層+超富裕層」はどのくらいいる?【年代別】単身世帯と二人以上世帯の「平均貯蓄額・中央値」をチェック」
- 株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」
菅原 美優