5. 2025年の年金はいつ支給される?支給日カレンダーで確認
それでは、改定された年金が具体的にいつ受け取れるのか、「2025年の年金支給日カレンダー」で確認してみましょう。
支給日:支給対象月
- 2025年2月14日(金):12月・1月分
- 2025年4月15日(火) :2月・3月分
- 2025年6月13日(金) :4月・5月分
- 2025年8月15日(金) :6月・7月分
- 2025年10月15日(水) :8月・9月分
- 2025年12月15日(月) :10月・11月分
公的年金は、原則として偶数月の15日(※)に、前月までの2カ月分がまとめて支給される仕組みです。
そのため、2025年度に改定された新しい年金額が反映されるのは、6月の支給分からとなります。
次回の年金支給日は12月15日(月)で、この日には10月と11月の2カ月分が支給されます。
※15日が土日・祝日の場合は、その直前の金融機関営業日に前倒しで支給されます。
6. 今からできる老後資金の準備とは
ここまで、公的データをもとに、65歳以上のシニア世帯における「生活費」「貯蓄」「年金」という3つの視点から、リアルなお金事情を解説しました。
公的年金は、老後の生活を支える収入源の1つです。
毎月支給されるのではなく、2カ月に一度の支給となるため、年金生活において計画的な資金管理が求められます。
多くの人が老後の生活費や医療費などに不安を抱えるなか、十分な準備がないまま老後を迎えると、日々の暮らしが厳しくなる可能性も否定できません。
だからこそ、少しずつでも将来に向けた資産形成を進めていくことが大切です。
老後を「まだ先のこと」と捉えるのではなく、残された時間を有効に活用し、安心して暮らせるように準備をはじめてみてはいかがでしょうか。
※この記事は再編集記事です。
参考資料
- LIMO「【65歳以上の無職夫婦世帯】「1カ月の家計収支」平均はいくら?《二人以上のシニア世帯》平均貯蓄額(平均・中央値)もチェック!」
- 株式会社 PR TIMES「約8割が「老後不安」、生活費と医療費が二大懸念。老後資金準備状況は「二極化傾向」。若年層の「ねんきん定期便」理解不足も浮き彫りに」
- 厚生労働省「年齢階級別1人当たり医療費(令和4年度、医療保険制度分)」
- 公益財団法人 生命保険文化センター「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」
- 厚生労働省「令和6年簡易生命表の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告〔家計収支編〕2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2024年(令和6年)平均結果の概要-(二人以上の世帯)」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
矢武 ひかる
