冬本番、家計の見直しや老後資金の準備を考える方も増えているのではないでしょうか。今週15日は今年6回目となる年金支給日がありましたが、同じ日に支給される年金生活者支援給付金をご存知でしょうか。

今回は、年金生活者の暮らしを下支えする国民年金・厚生年金の平均受給額とともに年金生活者支援給付金の対象者・支給要件など解説していきます。

1. 【厚生年金+国民年金】平均受給額は14万円台「これって多い?少ない?」

厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、公的年金の平均月額は国民年金(老齢基礎年金)で5万円台、厚生年金(国民年金部分も含む)で14万円台です。

ただしグラフのように、厚生年金を月額30万円以上受け取っている人もいれば、国民年金・厚生年金ともに月額3万円未満となる人まで、幅広い受給額ゾーンにちらばっています。

年金とその他の所得を含めても一定基準以下の所得となる場合、「年金生活者支援給付金」の支給対象となる可能性があります。