2. 日本の富裕層・超富裕層の世帯数・割合はどのくらい?

株式会社野村総合研究所が発表したレポート『野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計』によると、2023年における富裕層・超富裕層の世帯数は、調査が開始された2005年以降で最多となりました。

2.1 【2023年】時点での富裕層・超富裕層の世帯数

  • 富裕層:153万5000世帯
  • 超富裕層:11万8000世帯

2.2 2021年調査との比較と全体の割合

参考として、2021年に実施された前回調査では、富裕層・超富裕層の世帯数は以下のような結果でした。

  • 富裕層:139万5000世帯
  • 超富裕層:9万世帯

これらの世帯が全体に占める割合は、以下の通りです。

  • 富裕層:約2.75%
  • 超富裕層:約0.21%

割合だけを見るとごくわずかに感じられるかもしれませんが、世帯数自体は着実に増加しています。

その背景には、株式市場の活況や投資信託の普及など、保有する金融資産の価値が上昇した影響が大きいと考えられます。

「資産が資産を生む」という言葉がありますが、まさにその仕組みが働いた結果と言えるでしょう。