3. 国家公務員のボーナスを含めた年収はいくら?

ここまでは、国家公務員の平均月収を見てきましたが、ボーナスを含めた年収はどのくらいになるのでしょうか。

内閣人事局によると、国家公務員に支給した直近のボーナスの平均額※は以下の通りです。

「国家公務員」令和7年6月期の期末・勤勉手当

「国家公務員」令和7年6月期の期末・勤勉手当

出所:内閣人事局「令和7年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」

「国家公務員」令和7年12月期の期末・勤勉手当

「国家公務員」令和7年12月期の期末・勤勉手当

出所:内閣人事局「令和7年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」

※一般職国家公務員(管理職を除く行政職職員)の平均支給額

  • 令和7年6月期:70万6700円
  • 令和7年12月期:70万2200円

2つを合計すると140万8900円になります。

また、すでに解説したように、平均月給は42万4979円であるため1年間では509万9748円で、そこにボーナスを足すと年収は650万8648円になります。

一方、国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、民間企業の賞与を含めた平均年収は477万5000円です。

  • 国家公務員:650万8648円
  • 民間企業:477万5000円

両者を比較すると、国家公務員の方が「173万3648円」平均年収が多いことがわかります。

もちろん、大企業や業績の良い企業などでは、国家公務員と同等、またはそれ以上の年収が支給されるケースもありますが、全体的に見るとやはり国家公務員の給与水準は民間企業と比較して高いといえるでしょう。