【厚生年金＋国民年金】「平均年収300万円」で30年間働いた人、受給できる《年金月額》の目安はいくら？【年金グラフ】「平均年金月額」と個人差も見てみる

2. 【国民年金・厚生年金】平均月額と個人差

国民年金のみを受け取る場合と、国民年金+厚生年金を受け取る場合の平均月額を見てみましょう。

厚生年金・国民年金の「平均月額」と「個人差」

※国民年金部分を含む

国民年金の平均月額は5万7584円、基礎年金部分を含む厚生年金の平均月額は14万6429円となっています。

ただし、年金の受給額は現役時代の収入や加入期間によって大きく異なります。

実際には、国民年金を含めた厚生年金の受給額でも、1万円未満から30万円以上まで幅広く分布しており、平均値だけでは実態を把握しきれません。

そのため、「厚生年金に加入していない＝年金が少ない」とは限らない点に注意が必要です。

自営業者でも、長期にわたり保険料を納付していたり、私的年金や企業年金を併用していたりする場合には、生活に十分な年金額を確保しているケースもあります。

年金制度は、働き方や納付状況によって結果が大きく変わる仕組みです。

将来の見通しを立てるためにも、自分の見込み受給額を早めに確認しておきましょう。