2026年に向けて、家計の管理に気を引き締めている方も多いのではないでしょうか。

特に今の季節は、年末年始ならではの出費や冬の光熱費などが生活費を圧迫しやすいです。

なお、2026年最初の年金振込日は、2月13日(金)となっています。

本来、年金は偶数月の15日に振り込まれますが、2026年2月15日は日曜日にあたるため、直前の平日である13日に前倒しで支給されます。

この日、老齢年金や障害年金、遺族年金とともに振り込まれるのが、所得の低い世帯を支援するための「年金生活者支援給付金」です。

本記事では、2月13日の振込日に向けて「年金生活者支援給付金」が1人あたり月額いくら受給できるのか、その具体的な目安や計算の仕組みについて解説します。

物価高が続く今の時代、家計のプラスアルファとなる給付金の詳細をあらためてチェックしておきましょう。

1. 年金生活者支援給付金とは?いくらもらえるの?

「年金生活者支援給付金」は、公的年金の受給額やそのほかの所得が一定の基準を下回る人を対象とした給付制度です。

老齢年金・障害年金・遺族年金のそれぞれに対応した仕組みが用意されており、公的年金に上乗せする形で、2カ月に1度まとめて支給されます。

また、支給される金額は、公的年金と同様に毎年度見直しが行われます。

1.1 【2025年度】「年金生活者支援給付金」の給付基準額はいくら?

2025年度の「年金生活者支援給付金」は、前年度と比べて2.7%引き上げられています。

この増額分は、6月に支給される分(4・5月分)から反映されています。

なお、2025年度における各給付金の月額は、以下のとおりです。

  • 老齢年金生活者支援給付金(月額):5450円(※基準額)
  • 障害年金生活者支援給付金(月額):1級6813円・2級5450円
  • 遺族年金生活者支援給付金(月額):5450円

障害年金生活者支援給付金は、障害等級が1級か2級かによって、受け取れる金額が異なります。

一方、老齢年金生活者支援給付金については、先に示した基準額をもとに保険料の納付状況などを考慮して、実際の支給額が決まります。

たとえば、基準額と同額の老齢年金生活者支援給付金を受給できる場合、2月支給日には12月分と1月分を合算した「1万900円」が支給されます。