6. 【知っておきたい】自分の年金見込み額は「ねんきんネット」で確認できる
「ねんきんネット」は、年金記録の確認、将来の年金受取額の試算、各種通知書の閲覧ができるオンラインサービスで、スマートフォンやパソコンから24時間利用できるのが大きな特徴です。
利用には「マイナポータルとの連携」または「ユーザIDの取得」が必要になります。
ユーザIDを取得する場合は、基礎年金番号とメールアドレスを準備し、年金手帳や年金証書などで番号を確認しながら手続きを行いましょう。
また、「ねんきん定期便」に記載されたアクセスキーを使ってユーザIDを取得する方法もあります。
7. 家計の状況に合わせて「老後に向けた準備」を進めましょう
年金は人によって受給額が異なるため、ねんきん定期便などでどれぐらい受け取れるのかを把握しておくことが大切です。
なかには、年金の受給額が少ないことによって、生活資金をしっかり貯めておかないといけないケースもあります。
また、最近は物価高が続いており、日々の生活費の負担が増して、「お金を貯めるのが難しい」と感じているご家庭もあるでしょう。
12月は光熱費や食費の上昇で支出が増える一方、年金支給日があり、家計を落ち着いて見直しやすい時期でもあります。
収支のバランスを確認し、給付金制度の活用、固定費の調整、働き方や受給開始時期の検討など、できることを1つずつ積み重ねることが老後の安心につながります。
将来の不安を減らすためにも、今日できる改善から始めていきましょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「いっしょに検証!公的年金 公的年金の仕組み」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「「年金生活者支援給付金制度」について」
- 日本年金機構「「ねんきんネット」の登録方法」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」用語の説明
- 厚生労働省「年金制度改正法が成立しました」
- 日本年金機構「在職老齢年金の計算方法」
マネー編集部社会保障班
