共働き家庭が一般的になりつつある日本。昔は生活費を男性が稼いできて、家事は女性がするものというのが普通でしたが、今はそうではなくなってしまいましたよね。そんな中、家事と生活費をみんながどのように分担しているのか気になりませんか。

そこで今回は、4組の夫婦に生活費と家事の分担について話を聞いてみました。分担に悩むことがあればぜひ参考にしてくださいね。

生活費は夫、教育費と主要な家事は妻のパターン

基本的な生活費は旦那さん、子どもの保育料や学資保険、習い事など子どもにかかるお金については奥さん、そして時短勤務が利用できる奥さんが家事や育児の主な部分を受け持つパターンです。旦那さんは夜遅く帰宅するため、家事や育児が奥さんの仕事となってしまい、奥さんの負担が大きくなっています。

奥さんは時短勤務で16時には仕事を終え保育園の迎えに行けますが、「そこからはまるで戦いのよう」だと言います。洗濯機のスイッチを入れて晩ご飯の支度をしつつ子供の安全を見張ります。ご飯ができたら子どもに食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけます。

子どもが寝たら次は洗濯物を干し、部屋の掃除をして、そのうちに旦那さんが帰宅するので晩ご飯を温めるのだそう。「毎日ばたばたで、かなり大変。正直いつ心が折れるかわからない」と明かしてくれました。

旦那さんの帰宅時間は22時台。生活費は旦那さんが出してくれているものの、普段の生活の負担で言えば奥さんに偏りがちですよね。旦那さんの仕事はゴミ出しや休日の子どもとのお出かけ。平日はほとんど家事参加できていないようですが、日本にはまだまだこういう家庭が多いかもしれませんね。

「旦那が毎日疲れて帰ってくるのを見て、こっちだって大変だったんだと苛立つ日ももちろんある」と、本音を明かしてくた奥さん。2人の収入は旦那さんの方が多いものの、奥さんも時短勤務ながら正社員として働いているため、大きな差があるわけではなさそうでした。「今後は週末にできることは週末に回して旦那にももう少し家事と育児を手伝ってもらう」と話していました。

収入に応じた割合で生活費を出し、家事も週替わりの当番制

次は子どものいない家庭です。2人とも働いているため、各自の収入に応じて家庭に入れる金額を決めていて、給料に対する毎月の負担割合は同じになっています。また、家事も週替わりの当番制で、奥さんのほうが早く帰ってくるので若干奥さんの分担が多くなっていますが、それでもお互いに負担はできるだけフェアにしようとしている様子。

旦那さんのほうがやや収入は多いので、そうした家事分担もお互いに納得していると言います。「子どもがいたらまた違うでしょうが、いないうちはお互いに気楽で納得している形なのでこのまま続けていくと思う」とのこと。また、週替わりの当番制で家事分担をしていますが、旦那さんの得意な家事、奥さんの得意な家事はそれぞれの専任制だと言います。

確かに2人で暮らしているうちは、このパターンでも生活が回っていきますしお互いの負担にも文句はないかもしれません。しかし、子どもができたときのことを聞いてみると「子どもは欲しいけど、きっと今の生活では無理だし、旦那のほうが帰宅が遅いので私が育児をメインでやることになりそう」とのこと。そうなるとやはり奥さんの負担も大きくなってしまいそうですね。

生活費も家事もきっちり折半