5. 年末の今こそ「申請すれば受け取れるお金」を整理しておこう
今回紹介した給付金や手当は、いずれも条件を満たしていても申請しなければ支給されない制度です。
年金に上乗せされる加給年金や年金生活者支援給付金、雇用保険から支払われる各種給付は、家計を下支えする重要な収入源になり得ます。
特に年末は、年金支給額や収入状況を振り返る良いタイミングです。配偶者の年齢や所得、働き方の変化、離職の有無によって対象になる制度が変わるケースもあります。
「自分は対象外だろう」と思い込まず、一度条件を確認し、該当しそうな場合は早めに手続きを進めておくことが大切です。年を越す前に申請漏れを防ぎ、来年の生活設計に役立ててください。
参考資料
- 日本年金機構「初めて老齢年金を請求するとき」年金請求書(国民年金・厚生年金保険 老齢給付)様式第101号
- 日本年金機構「か行 加給年金額」
- 日本年金機構「加給年金額と振替加算」
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金制度について」
- 日本年金機構「老齢(補足的老齢)年金生活者支援給付金の概要」
- 日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
- 厚生労働省「Q&A~高年齢雇用継続給付~」
- 厚生労働省「令和7年4月1日から高年齢雇用継続給付の支給率を変更します」
- 日本年金機構「年金と雇用保険の高年齢雇用継続給付との調整」
- 厚生労働省「再就職手当のご案内」
- 厚生労働省「離職されたみなさまへ<高年齢求職者給付金のご案内>」
- 厚生労働省「年金制度改正法が成立しました」
川勝 隆登