日本の大手私鉄の一つ、近畿日本鉄道が運営するYouTubeチャンネル「近畿日本鉄道チャンネル(@kintetsurailway)」さんが、「近鉄名古屋駅の1日に密着・前編」を紹介する動画がYouTubeで注目を集めています。
投稿された動画には執筆時点で約10万回再生されるなど話題となっています。
また記事中では、鉄道運賃・料金はどのように決まっているのかについても、国土交通省のホームページに掲載されている情報を元にご紹介します。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介する動画は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
1. 【朝から密着!近鉄名古屋駅の1日】勤務は24時間!朝は「アルコールチェック」からスタート
今回、近鉄名古屋駅の1日に朝から密着した動画を投稿してくれたのは、近畿日本鉄道の公式チャンネル「近畿日本鉄道チャンネル(@kintetsurailway)」さん。
駅員の勤務は朝9時から翌朝の朝9時まで。
つまり24時間勤務ということ。24時間気の抜けない業務、本当に尊敬します。
近鉄名古屋駅では、監督者が4名、係員が24名勤務しているそうです。勤務前には点呼に加え、アルコールチェックもしっかりと行います。
利用するお客様の安全を守るために、大事なチェック項目ですね。
それでは、駅の勤務場所ごとに仕事に密着していきましょう!
2. 【朝から密着!近鉄名古屋駅の1日】改札口のお仕事は少数精鋭でさばきます!
まず名古屋駅地下改札のお仕事。平日休日共に、朝が最も忙しいそうです。
駅員さんはお客様の手元を見て「出口と勘違いしていないか」など、お客様の立場に立って考えるところなど、意識の高さを感じます。
続いて名鉄線連絡改札口も1人で対応。
改札業務は少数精鋭、臨機応変にどんな業務もこなせることが求められるのですね。
そして、2025年に開業87年を迎えた近鉄名古屋駅の貴重な遺構がありました。
開業当時の近鉄名古屋駅にあった当時の丸柱が、大事に残されていました。
貴重な柱を壊すわけにはいかないので、改装時も柱を保護し大切に隠すように扉がつけれた場所で保管されています。当時の柱をみることができるのは、ここだけ、という貴重な場所も紹介してくださいました。
3. 【朝から密着!近鉄名古屋駅の1日】1人何役??地下改札・精算所の仕事は大忙し!
さらに、地下改札・精算所も見ていきましょう。
さっそくお客様対応に追われている様子が見られますが、休日はお客様が引きも切らずで、空き時間が全くないようです。
仕事内容は
- 窓口のお客様対応
- 電話応対
- 車いすのお客様対応の手配
- 忘れ物登録
など、1人で何役もこなしています。これでも平日はまだ落ち着いているのだとか。
頭をフル回転させて、きびきびと仕事をこなす姿が印象的です。
地下改札・券売機にやってきました。
3つある窓口のうち、今は2つ開けていることがほとんどのようで、3つすべて開けることはまずないとのこと。今は機械ですべて釣銭勘定を行っていますが、昔は電卓を叩いて手動で計算をしていたそうです。
そして特急と乗車券の専用券売機の中も見せてくれました。
防犯上モザイクがかけられているその貴重な機械、切符になるロール紙を特別に見せてくれるサービスも。
4. 【朝から密着!近鉄名古屋駅の1日】休憩時間は愛妻弁当をいただきます!
11時30分、動画の案内役を務めてくれた助役さんは休憩時間に入ります。
24時間勤務なので、お弁当を2つ作ってもらうとか。ご家族のささえあってのお仕事ですね。
愛妻弁当もとっても美味しそう!30分で休憩を終えて、業務に戻ります。
ここで近鉄名古屋駅の駅長が登場!なんと36代目だそうですよ。
歴代の駅長の名前札が飾られる駅長室を案内してもらいます。
駅長室といっても豪華なシャンデリア...などがあるわけではなく、以外にも簡素で機能性を重視したしつらえ。
駅長ご自身は1日この部屋にいるわけではなく、日々管内をチェックしているそうです。
5. 【朝から密着!近鉄名古屋駅の1日】名古屋駅を飛び出して隣駅へ!信号所も見てみましょう
次に案内してくれたのは「信号所」。
名古屋駅の信号所は、なんとお隣の米野駅にあります。
ここでは、名古屋駅から回送できた電車を、車庫に入れて整備をして、もう一度名古屋駅から出発する特急列車にする作業をしているそうです。
貴重な「信号テコ」「抑止ボタン」などの貴重な機械スイッチも見せてくださいました。
そして、インバウンドマーケティングが活況を迎えている今の時代に必須なのが「多言語対応」。
ポケトークなどの機械翻訳機を活用するいっぽう、外国語に堪能なスタッフが活躍されています。
動画に登場されていた女性は、英語と日本語に堪能で、乗り継ぎ案内や周辺案内などを丁寧に行われていた姿が印象的でした。
コメント欄では
「学生の頃、通学中に気分が悪くなりホームで座り込んでしまったところ、駅員の方に迅速かつ丁寧に対応していただき、休憩室のような場所で少し休ませていただきました。(中略)その節はありがとうございました」
「名鉄への連絡線跡がずっと見たかったので、とてもうれしいです。ありがとうございました」
「名古屋駅長の歴代駅長が現在36代目がびっくり」
など、トリビアや、近鉄名古屋駅の思い出を話してくださる方など、あたたかい声であふれていました。
さて、この後もラッシュ時間、終電をむかえ、始発前の準備など、まだまだ24時間は終わりませんが、動画では後編もあるようで、楽しみですね!
@kintetsurailwayさん、掲載のご許可をありがとうございました!
6. 【鉄道運賃の仕組み】鉄道運賃・料金はどのように決まっているのか
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KenSoftTH/shutterstock.com
日々の通勤や通学、お出かけに欠かせない鉄道。「運賃はいくらになるんだろう?」「定期券の値段は?」 と、鉄道利用者にとって運賃は気になるポイントでもあります。
その運賃・料金は、どのように決まっているのでしょうか。国土交通省のホームページに掲載されている資料をもとに開設していきます。
7. 【鉄道運賃の仕組み】運賃・料金の設定や変更は国土交通大臣の認可または届出が必要
鉄道運賃と料金は、下記のように定義されています。
- 運賃:人や物品の運送に対する対価。例:普通旅客運賃、定期旅客運賃など。
- 料金:運送以外の設備利用やサービス提供に対する対価。例:特急料金、グリーン料金など。
続いて運賃・料金の設定と変更手続き、規制についても見ていきましょう。
7.1 運賃・料金の設定と変更手続き
運賃・料金の設定や変更は「鉄道事業法」に基づき、国土交通大臣の「認可」または「届出」が必要となります。
- 「認可」が必要なもの:上限運賃の設定・変更
- 「届出」で対応が可能なもの:上限内の運賃や特急料金、割引運賃やプリペイドカードの割引など
7.2 規制について
規制があるもの、対象外のものについても見ていきましょう。
- 入場料金や払戻手数料は規制対象外。
- 不当な差別や競争を防ぐため、国土交通大臣が変更命令を出すことが可能。
- 公共の利益を阻害する場合、事業改善命令が出されることがある。
なお、鉄道運賃・料金の変更に際しては、関係駅での公告が必要です。公告し、周知された後に変更の実施が可能となります。
ちなみに「値上げ」の場合は7日以上の公告が必要とされています。
参考資料
- YouTube「【24時間密着】近鉄名古屋駅の1日に密着したら驚きの連続だった!改札・出札から列車扱い業務まで駅の裏側に大潜入【前編】」
- 国土交通省ホームページ 鉄道の運賃・料金について「運賃・料金の種類等」
長島 迪子