- 離乳食は一食材ずつ進めるのに、何でも食べさせようとする。注意しても聞いてもらえず、こちらが気にし過ぎのように言われる
- アレルギーのことを説明しても理解されない。「これぐらい大丈夫」と言われて発症したことがあったので、断固とした態度をとっている
- 義父のお箸を使って子どもに食べさせられた
- 言うことを聞かないからと子どもを叩かれた
義両親世代とは、育児情報や病気、安全の認識も異なります。「気にし過ぎ」「神経質」と言われ、迷うママも少なくありません。ただ子どもの健康に関わる問題ですし、子どもを守れるのは親しかいません。親として、しっかりとした態度をとりましょう。何かあってからでは遅いのです。
きちんと言葉で伝えることはもちろん、「お医者さんや先生から言われた」と第三者の意見を伝えたり、病気に関する数値が書かれた紙や、注意すべき点などのコピーがあればそれを見せるのも効果的です。
何事も「自分ありき」
義両親との関係では、特に「夫のため」「子どものため」と我慢してしまうものです。筆者にも様々なことを考えギリギリまで我慢をした経験がありますが、あれもこれもと考えてしまうと、一番大切なものを見失ってしまうでしょう。
何事も、まずは「自分ありき」。自分を大切にしなければ、夫や子どもといった他の人も大切にできないのが人間という生き物です。義両親トラブルでママが落ち込んだり、イライラすれば、子どもも悲しいでしょう。他にも夫婦げんかが増えたなど、身に覚えのある方もいるのではないでしょうか。
ほぼ1人で育児をするだけでも大変ですが、現代の女性は家事も仕事もしなければなりません。自分を大切にできなければ、育児・仕事・家事は満足にできません。自分と向き合い、傷付いたことは伝え、「これ以上は受け入れられない」というラインを明確にすることをおすすめします。
また、夫ともよく話し合いましょう。夫にとっては実の親ですから、そのことを踏まえたうえで話を進めましょう。義両親と連絡を取るのは夫にしてもらう、夫と子どもで帰省してもらう、というのも今では珍しくありません。
義両親の時代とは価値観も環境もガラッと変わりましたから、「分かってもらう」というのは難しいものです。分かってもらうよりも、お互い無理のない距離で関係を続けていくのが良いかもしれませんね。
永山京子