節句・誕生日など子供にまつわる行事は、1年に数回行われるもの。そのたびに義両親や実の両親へ声をかけていると、夫婦のどちらかがいつも落ち着かないような状態を生み出してしまいます。義両親とうまくいっていないわけではないけれど、自分たち家族だけでお祝いをすると決めている人もきっと少なくないでしょう。

「子どもが赤ちゃんの頃はどちらかの両親を招いたり、両方の親を呼んで盛大にお祝いの会を開いていましたが、それをするのはもうやめました。特にもめたりしたわけではないですが、回を追うごとに親たちの熱が上がり始め、なんとなく嫌な予感がしたので早めに手を打っておきました。声をかけなくなった当初は、“なんで呼んでくれないの?”という連絡が来たりすることも。子どもが体調不良で…などと言ってごまかしているうちに、自分たちだけでというスタンスを作ることができました」(7歳男の子・4歳女の子のママ)

不穏な空気を早めに察知して、いっそのこと親を呼ぶ制度をなくしてしまったというこちらのママ。親の熱が上がりきってしまったあとには、“自分たちだけでやりたい”と言いだしにくくなってしまうものです。かといって、もめごとが起こってからでは、関係を修復するのも難しくなってしまいますよね。初節句や1歳の誕生日が終わったら、基本的に自分たちだけでお祝い事を済ませるようにするのもまた、ひとつの手と言えるでしょう。

主役はあくまで子ども

節句もお誕生日も、子どもにまつわる行事の主役は他の誰でもない“子どもたち”。義両親や実の両親を呼ぶことで、大人たちがあたふたするような事態になってしまえば本末転倒です。主役である子どもたちがしっかりと楽しめるかどうかに焦点を当てて、自分たちの家族に合う形を見つけ出してくださいね。

川西 まあさ