2. 「住居費1万円台」のからくりと注意点
先ほどのデータで、住居費が「1万2693円」となっていることに驚いた方もいるかもしれません。
「家賃が1万円代で済むはずがない」と感じるのは当然です。 実は、この家計調査の対象世帯は持ち家率が高く、家賃支払いのない世帯も平均に含まれているため、住居費が低く算出される傾向があります。
実際には、持ち家の場合は固定資産税や修繕費がかかりますし、賃貸物件に住む場合は、地域にもよりますが5万~7万円程度の家賃が発生します。
もし、賃貸暮らしで家賃が6万円かかると仮定しましょう。 統計上の住居費(約1万3000円)との差額は約4万7000円です。
これを先ほどの赤字額(約2万8000円)に加算すると、実質的な赤字は毎月7万5000円にも膨れ上がります。 「おひとりさま」の老後資金計画において、持ち家か賃貸かという住居形態は、収支を左右する最大の要因といっても過言ではありません。