貯蓄に見る「持てる世代」と「持たざる世代」、その差はどのくらい?

一方、世代別の負債現在高の平均は以下の通りです。貯蓄現在高の傾向とは逆に、40代以下の負債が大きいことがわかります。

40歳未満:1123万円
40〜49歳:1055万円
50〜59歳:617万円
60〜69歳:205万円
70歳以上:121万円

40歳未満の負債額は増加している

上記のように、40歳未満の世帯の貯蓄現在高は602万円と、シニア世代の4分の1程度しかありません。また、40歳未満の現在負債高は1123万円と貯蓄現在高の602万円を大きく上回っています。しかも、過去10年で貯蓄額には大きな変化はありませんが、負債額は10年間で365万円も上昇しているのです。

少子高齢化に伴い、社会保険料はジワジワと値上がりを続けるほか、子育て世帯では子どもにかかる教育費の増大も大きな問題です。平成23年~24年度に16歳未満の子どもの扶養控除が廃止され、負担が大きく増えた家庭もあります。

シニア世代のような確約された生涯賃金や豊かな退職金を望めない現代の若い世代。世帯別貯蓄額にも「持つもの」と「持たざるもの」に分かれている現状が如実に表れていると言えるでしょう。

LIMO編集部

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に立ち上げ。その後Longineのサービスは2020年3月に終了となったが、Longine編集部のメンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、証券・金融業務メンバーに業界紙出身の新聞記者などもメンバーに加え、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。