2025年も残りわずかとなり、新しい年に向けて家計や将来の計画を見直す方も多いこの季節です。 40代や50代の方にとって、老後資金の柱となる「年金」は特に関心の高いテーマではないでしょうか。
実は老齢年金を含む「公的な給付・手当」の多くは、黙っていても自動的に振り込まれるものではありません。 要件を満たしていても、自分自身で申請手続きを行わなければ1円も受け取れないケースが存在します。
今回は、知らずに素通りしてしまうと損をする「申請しないともらえない公的なお金」について解説します。
老齢年金に上乗せされる給付金や、働くシニアを支える雇用保険の制度を今のうちに確認しておきましょう。
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1. 公的給付の多くが「請求しないと、1円ももらえない」
公的年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)は、私たちの暮らしを支える大切なセーフティーネットです。
ただし、支給要件を満たしたら自動的に振り込まれるわけはありません。年金を受け取るためには「年金請求書」を提出して請求手続きをおこなう必要があります。
国や自治体による「手当」「給付金」「補助金」などの多くもまた、受け取るためには申請手続きが必要です。
申請期限や添付書類などのルールを守れなかった場合、本来受け取れるはずのお金が減額されたり、受け取れなくなってしまったりする可能性もあります。
公的な支援制度を必要に応じて確実に活用するためには、自分がどのような支援内容の対象となるかを理解し、手続きをしっかりおこなうことが大切です。
